青い空に青い海。
青い髪をたびかせながらそれを見ている少女が一人。クー・フーリンのランサーだ。
夏だ!水着だ!開拓だ!と、一行が賑やかに島の開拓を進めるなか、ついでとばかりにスカサハによってランサーも霊基を弄られ、かわいらしい少女の姿に形を変えられてしまったのだ。
ちなみにどんな姿かというと、Googleでランサー 女体化 で出てくる至高のロリと銘打たれたあの姿。※公式です。知らない方は検索して見て欲しい。大変かわいらしいので一見の価値はある。
ちんまりした体を包むのは、ワンピースタイプの青い水着。
肩紐が白い、よく、小さい女の子が着ていそうなものだ。
ささやかなふくらみとつるりとしたおへそ。ほとんど凹凸の無い、つるぺたボディ。男性時のしなやかな筋肉におおわれた体とくらべると、あまりにも細くてなよやかな見た目だ。
海から吹き付ける風を受けて、二つにくくられた髪がなびく。
霊基を変えられたランサーは、男性時との変わりようから皆にかわいいかわいいともみくちゃにされまくった。
あまりにもそれが続くものだから、すっかり参ってしまって、釣りでもしようと集団を離れ、一人海辺を散策しているのだ。
「まったく、師匠も困ったもんだぜ」
大きく縮んだ背。今の大きさは、マシュよりも二回りほど小さいくらいだろうか?
バランスがとりづらくて仕方がない。
ふらふらとしながら魚のいそうな場所を探すと、ちょうど良い場所をみつけた。
小さな磯で、側に切り立った崖がそびえる。崖はすうっと海まで伸び、下はアーチ状になっている。
それがちょうど影になって魚が集まりやすい絶好のポイントといえた。
おあつらえ向きに横には、周りから見えづらいが、影になる岩場があり、ランサーはそこに腰を下ろして釣糸を垂らす。
さてここではどんな魚がつれるだろうと思案に耽りながら待っていると、竿がかすかに動いた。
「おっ!きたきた!」
釣竿と格闘すること数分。釣れたのはタコだ。
「タコ……ね」
西洋ではデビルフィッシュと恐れられているタコだが、日本で召喚された記憶を持つランサーにとって、タコはおいしく食べられるもの、という認識がある。
あとで佐々木にでも調理させようと、水の張った青いバケツに放りいれた。
さて、次は何が釣れるだろう。
次は魚がいい、小さいものだったら揚げてもいいし、中くらいだったら塩を振って焼き魚に。大きかったら食いでがある。
獲物について考えながら待つと、また竿に反応が。
次こそは!と釣り上げると、またタコだった。
「んだよ、またタコか」
しょうがない、とまたバケツにタコを放り投げ、三度めの正直とばかりに向き直る。
しばらくすると、今度は強い引きがきた
「よっしゃあ!今度こそ!」
ぐい、ぐいと、釣竿をひくパワー
これは大物にちがいない。
しばしの格闘の末に引き上げられたのは、
「………」
…巨大な、タコだった。
「…………またか!」
三連続で釣れたのは、もしかしたらここはタコ釣りの穴場なのかもしれない―――――
一旦場所を変えようか。そんなことを考えながらバケツにタコをいれようとする。と、タコがあまりに大きくてバケツに入りきらなかった。
そしてバケツのなかに最初に釣っていたタコ達が見当たらないのに気がついた。どうやらバケツから這い出てしまった様だった。
「ま、蓋もしてなかったしな…」
仕方がないとあきらめる。いま取れた分で充分お釣りが来るだろう。
さて、このタコをどうするべきだろう。
ここで〆てしまって釣りを続けても良いが、この暑さではすぐに痛んでしまう。かといって放置しては先程のタコの様に逃げ出してしまう可能性がある。
まだ太陽は上ったままだが、一度、拠点にこのタコを届けに行こう。
ランサーは左手に釣竿とバケツ、右腕に巨大なタコを持って立ち上がった。
「っと………持ってけるか?これ……」
大きいタコである。腕とおなかで抱えるようにして持ち上げるが、全ては持ち上がらず、地面に触手が届いている。
抱えることで密着した触手が、うじゅるうじゅるとランサーの白い肌に貼り付く。
「アッこら」
慌てて引き剥がそうとするが、吸盤で強く張り付いていてタコは全く離れない。
そればかりか離されるとわかったのか、ますます触手を腕や脚に絡み付かせる。
太ももの内側だったり、二の腕の柔いところまで這ってくる触手が、ぬめぬめと動く。
「ン………」
タコの動きにやにわに感じてしまい、思わず声を上げるランサー。
カッと顔を赤くして口を塞ぐ。慌てて周りを見回すが、誰もいない。ほっと、ため息を漏らす。
やましいことはしていないが、この状況はあまりにも恥ずかしい。まさか、タコに肌を触られて、感じてしまうなんて―――――――
目をぎゅっとつぶり、感覚を追い出そうと頭を振る。
「きゃぅっ?!」
突如、感じた事のない刺激がランサーを襲う。水着の上から、触手が、胸の中心をつついたのだ。
「あっ」
慌ててタコの触手を引っ張る。けれど吸盤が吸い付いて離れない。
それどころか吸い付いた布地が一緒に引っ張られてしまい、その開いた隙間に新たな触手が伸びる。
ぬるぬるとした感触が、素肌を広がった。そうして触手は水着の間をすり抜け、直に小さな胸の突起にたどり着く。
「あ…………ひぅ…」
ちゅう、と柔らかくて小さな胸の中心に吸盤が吸い付く。吸い付き、絡め、一番先の部分をつつく。
ぺたり、と膝をついてしまった。甘いうずきが身体中を支配する。
徐々に呼吸が乱れ、言葉をなさない吐息ばかりが漏れていく。
普段、青い戦闘着に全身を包んでいるせいか、はたまた霊基の調整を受けたからだろうか?
少女の体は敏感にこの、ぬめぬめとした生き物の愛撫に反応してしまう。明らかに普段の体とは違う感覚にランサーは戸惑いを隠しきれなかった。
「はっ、あ、あぁっ……」
火照る体。いやいやと触手から逃げようとしても、全身に絡み付いたタコは容易に離れようとはしない。
もう片方の胸の膨らみを柔らかく揉みしだき、桃色の先端を吸盤でちゅうちゅうすいとる。
じゅっ、じゅるるっ、ちゅうっ、じゅううっ
執拗に苛められ、次第に平坦だった先頭はぷくりと奥から顔を出し始める。コリコリとした突起を、まるでスイッチをオンオフするかのようにくにくにと押しては吸われ、押しては吸われて、ランサーは大きく喘いだ。
「あ、いじっちゃだめぇええ!や、は、ぁあああああ!」
ビクビク震える体。背筋がピン、と弓なりにしなる。
力が入らず、くたりと体を前へ倒れるランサー。
ぺたりとすわった足は広がり、まるで腰をつきだす様な格好で、両腕と頭を地面に預ける。髪が乱れて、はらりと前にかかった。
「うぁ、ぁん、あっ、ああっ!」
タコはお構いなしにランサーの体を這いずっている。
下半身をすりすりとなで回し、へそのへこみをそって進んだと思うと、ふとももの柔らかさを堪能するように締め付ける。
そのまま内ももを吸盤でちゅっと吸い、触手は水着の中へ侵入を果たす。
無毛の割れ目をたどり、にゅるにゅると触手を滑らせ、固く閉じられたつぼみに入り込んだ。
ぴったりと閉じられた秘所は既にぬかるんでいて
タコのぬめりも手伝って、すんなりと侵入を果たした触手は、ずぷずぷと奥へ、奥へと伸びていく。
「あぁ………っ」
じゅる……にちゅっ…じゅぷっ
いやらしい水音をたてながら柔らかな花芯を犯す触手。
自然と腰が揺れ、もっと、もっとと欲しがってしまうはしたない体をランサーは必死でとどめようとした。
「ひゃぁ、あ、らめ…らぁ!タコ、…な、んかで…かんじちゃ、あ、………………ひゃぁあああ!!」
びくっ、と背筋が強ばる。触手がクリトリスに吸い付いたのだ。
どこもかしこもいじられ吸われて、すっかり感じ入っている体。すでにむき出しになった陰核は、ささいな刺激にも敏感に反応してしまう。それなのに、お構いなしに吸盤で強く吸われてしまって。
ちゅうっ、ちゅるるっ、ぢゅうっ、じゅじゅっ
「あ、ひどぃ、、そこ、よわい、のっ、あ、ひゃああああ!」
びくびくと体が跳ねる。激しいオーガズムに襲われ、両足にきゅっと力が入ってしまう。そうすることによって触手がより強くクリトリスを刺激し、ランサーは連続した絶頂に追い込まれた。
「んんんんんぅ!あ、あ、あああっ!」
ぷしゃ、と股間から何かが漏れた。あまりの快感に、潮を吹いてしまったのだ。
じゅるじゅる音を立てて、甘露とばかりにタコが愛液をすする。その刺激にまた感じてしまい、軽く達してしまった。
はあはあと、息も絶え絶えに絶頂の余韻に浸るランサー。
「はぁ、ぁ、………んぅ」
触手は容赦なく彼女を襲った。
ずちゅ………にちゅっ、ぐちゅちゅっ
徐々に本数を増やし蜜壺をはげしく責め立てる。
「え、ぁ、な、ん、で…………ぁ…あ!」
ずにゅっ、ずぷぷ、ずちゅっ!
「だめぇ、きて、きてるからぁ!あああああっ!」
何本もの触手が弱いところを擦られ、膣のナカをぐちゅぐちゅと這いずり回されて。
それぞれが勝手に抜き差しを繰り返し、ゆるゆると外へ出、また奥へと触手を伸ばした。
未通だった、本来ならぴっちりと閉じられたつぼみは、今ではさんざん弄られて赤く、ぬらぬらと愛液を溢れさせ、淫らに花開く。
磯の香りに混じって、むわり、と別の匂いが辺りに漂っていた。
「なんでぇ………ああ…………ふぁっ」
全身を快楽に襲われ、ぴくりとも動けない。
少女に為った体はひどく感じやすくて、タコの容赦ない責めが絶え間なく続く中、ふるふると体を震わせて、ただただ感じ入る事しか出来なかった。
ずちゅ、ずちゅ、ぐちゅぐちゅ、ぬぷぷ、ぐぷっ
「はっ、はぁっ、ぁあっ!」
次第に触手は絡み合い、一本の肉棒となって蜜壺を突き始める。
きもちいい、なにもわからない、ただ、きもちがいい。
朦朧とする意識はとぎれとぎれに思考を散らかして、まとまらない。
きもちいい、なんで、こんな、おれ?、まんこ、ずぽずぽされて、ちくびも、ちゅうちゅうされて……………だめ、いく、また、きもちい、、いきたい、ずぽずぽ、もっと、ほしい……
ふわふわと、蕩けるような。
タコがもたらす快感は多幸感となってランサーを包み込んだ。
現実感が薄れ、自然と口元は弛み、笑顔が形作られる。
嫌悪感や、すべての煩わしい感情から解放されて、ただタコがもたらす強烈な快感に溺れていた。
「あっ♥ああっ♥♥」
奥を突かれて、いっそう高い声でランサーが鳴く。
肉棒が子宮の入り口、いわゆるポルチオに触れたのだ。
「あっ♥そこっ♥」
少女の矯声に合わせるかのように、挿入は深い物へ変わっていった。肉棒は、奥までみっちりと隙間なく入り込んで、ポルチオをこねくる。
「あっ♥こねるの、いいっ♥もっとそこ、こねてぇ♥♥ああっ♥♥」
ぐねぐねとなまめかしく動く腰。
短い時間に何度も絶頂を迎えた少女の体は、自分の気持ちいいところをすっかり覚えていて。
「あ♥あ♥あぁっ♥いく♥いっちゃうっ♥♥」
クニクニッ、と触手がポルチオを圧迫する。
細かく柔らかに子宮の入口をこねられて。同時にすっかり熟れて赤くなった乳首を吸盤で強く吸われ。
「あああああああああああっ!♥♥♥」
今まとは比べ物にならぬほどのオーガズムが彼女を襲う。ぎゅうぎゅうと触手を締め付けて、ランサーは絶頂を繰り返した。
「あ♥ああぁ♥♥」
子宮が収縮し、精子を吸い上げるようにうごめく。
子種を一滴も外へは出したくない。そんな本能がまだ形作られて間もない少女の体にも備わっていた。
しかし、実際に挿入されているのはタコの触手のため、吸い上げるものは存在していない。
「ぁ♥………はぁっ♥」
うっとりと目を細めて、絶頂の余韻を甘受する。
頬を紅潮させ、口をあけて、視線は定まらず、ぼんやりと地面を見つめていた。
ずるり、と膣の触手が抜かれる。さんざいたぶられたそこは、触手の形にゆるみ、閉じきらない。
ぽかりと空いた蜜壺から、だらだらと蜜が滴り落ちた。
タコはランサーの口元まで先程挿入していた触手達を近づけた。むわ、と独特の匂いが鼻を掠める。
少女は戸惑いもせず触手を口に含む。ぺろぺろと可憐な舌で触手を舐め、どろりとした愛液を自らのものと知りつつ綺麗にしていった。
「…………♥」
どれくらいそうしていただろうか、しばらく、大人しくランサーに舐めさせていた触手は、徐々に動きを増やしていく。
ちろちろと舌先を触ったかと思うと、歯の付け根を優しく撫で、上顎を突くように軽くタッチする。
「………はっ♥……はぁっ♥」
ディープキスのように舌と触手を絡めてランサーは緩やかな快感に身を任せた。
ちゅくちゅくとキスを深めていると、別の触手がくぱ、と空いた蜜壺にそろりそろりと入ってくる。
「……………ぁ♥」
もう、抵抗は無かった。
***
…その後、数えきれないほどの絶頂を迎え、意識を戻した時には既にタコの姿は消えていた。
愛液が乾燥し、ばりばりになり、不快だったので海に入り洗い流す。
ぐちゃぐちゃだった髪もついでに結び直して、さっぱりとした心地でふう、とため息をついた。
「………ったく、エライ目にあったぜ」
あの溺れるような快感は既に洗い流されたかのように、体のどこにも残っていなかった。
「ちくしょう、あのタコぜってえただのタコじゃねえ……」
頭をかきむしりながら先程までの恥態を思い返し、ぞぞ、と背筋を寒くする。自分が自分でないような、異常ともいえるあの感覚。サーヴァントである己が暴れても千切れない触手の強靭さ。まるでスタンか魅了にかかったように動けなかった。
魔猪がいる島だ、魔蛸がいても不思議ではないだろう。
「俺としたことが、なさけねえ」
「何がなさけないというのかね」
「ヒァッ?!」
突然の声に飛び上がるランサー。声のする方向を見ると、そこには男が一人たっていた。
「まったく、見付けづらい場所に………!探すのに苦労したぞ」
「え?うえっ?なんでアーチャーがここに??」
エミヤだった。無人島では見た目が暑苦しいから、とマスターに言われ、聖骸布を取り外し、ノースリーブとズボンという簡素な格好をしている。
「馬鹿者!昼にも現れないで。マスターが心配してお前を探すよう指示を受けた」
「あっ…そうか、そうだよなぁ」
食事はなるたけみんなで食べる、がマスターのルールだ。ランサーは基本的に約束を反故にすることは無いし、また事前に言付けもしていなかったので、マスターが心配したのだろう。
「まったく……ン?その跡はどうした」
「え?」
「その、身体中にくっきりとついた丸い跡だ。まるで吸盤で吸い付かれたような……」
「あっ」
顔が赤くなる。あわてて跡を隠そうとするが、跡は広範囲に広がり隠しきれない。このまま戻ったら、質問ぜめだろう。誤魔化そうとしても、師匠の事だ、まず無理だとわかる。タコの事だって知れ渡ってしまう。
魔力を使い実体を再構築しようとするが、すっかりタコに魔力を吸い尽くされて、空になってしまい、力が足りない。
「…………」
「どうした、本当に今日はおかしいぞ」
ぽん、と肩を置かれる。怪訝な顔に浮かぶ、いたわるような眼差し。いつもとは違う小さい姿にどう対応して良いのかわからないのだろう、アーチャーの態度がすこし、優しい。
おもわずクスクスと笑うと、男が珍しくたじろいだ。
「いや、お前さん小さいのにはめっぽう優しいのな」
「それは……ンン……ウム……」
ごまかすように咳払いをするアーチャー。
どうやら図星のようだ。それがまたおかしくて、笑ってしまう。
「……あ、」
そうだ。方法はある。魔力が足りなければ、補えば良いのだ。弓兵のクラスは元々は高い単独行動スキルを有する。多少…いや、ごっそりいただいても、まぁ、問題は無いだろう。
「ランサー?」
本当に、どうしたんだ。
いぶかしがるアーチャーに、ランサーは、曖昧な笑みを浮かべて、彼の片腕に抱きつく。
「なっ?!」
ぐい、と腕を引っ張ると、体が傾いて近くなった顔に、そっとささやく。
「なぁ、俺、ちょっとへまして……魔力足りねえんだ」
少女のはぁ、と熱い吐息が男の肌に当たる。ちりちりとアーチャーの肌がざわめいた。
「?!」
どさ。
傾いた重心を大外刈の要領で崩され、男は岩場に仰向けに倒れる。
「ランサー?!」
「だからさ、ちょっと分けてくんねぇ?」
「んむっ………」
言うやいなや唇を落とされ、舌が入り込んでくる。
じゅるじゅると口内をなぶられ、唾液を吸われて。
体液に含まれる魔力が、持っていかれる。
こくり、と喉を小さく鳴らしてランサーが唾液を飲み込む。唇を放し、ほう、とため息をついた。
「まだ…たりねえ」
片手で股間をまさぐると、すでにそこはゆるく固くなり始めていて。
「おっ、お前もいい感じじゃねえか」
「たわけっ!何を……ッ」
ぎゅ、と小さい手が陽根を握る。
もう、それだけで抵抗はできなかった。
「さっきも言ったろ?ヘマしちまってちょっと魔力が足りねぇんだわ。お前のちょっと分けてくれよ」
カチャカチャとベルトを外しながら、あっけらかんとした口調で告げるランサー。
「な?いいだろ」
「な、な……………」
アーチャーは、逃げられない。
二人が拠点に戻るまで、まだ時間がかかりそうだ。
***
おわり。
このあとめちゃくちゃタコ狩った