R18少年の見る夢は


 どんよりとした曇り空。秋が終わると空気は鋭さを増していく。体の弱いキャスターはまた熱を出した。高熱のまま日に日に衰弱していくキャスターを見て、ランサーは覚悟を決めた。
 
 キャスターの体を治すには暖かい寝床と、十分な栄養。そして薬が必要だ。しかし彼らの家にはそのどれもが無かった。幼い彼らにできる仕事はほとんど無く、あったとしてももらえる金額は小遣い程度のものだった。…あるひとつの例外を除いて。
 
「・・・・」

 ぎゅう、と手を握り締める。 

 ガチャリと扉を開けると、夜の冷え切った空気がランサーの体温を容赦なく奪っていく。

 皆に気づかれないようにそっと家を出た。外に出たとは気づかれないように、わざと上着はそのままに。

「さむ・・・・」

 吹いてくる風に、ぶるりと体が震える。やっぱり、上着を着たほうがよかったかな、そんな考えがちらりと頭によぎった。後ろを振り向くと、廊下はシン・・・としていて、暗い。少しくらい、ちょっとだけ・・・・そんな考えがランサーを誘惑する。

でも、今戻って部屋でごそごそしていたら、それで兄弟たちが起きて来くるかもしれない。

絶対にだめだ。これから起こることを、兄弟たちに気付かれるわけにはいかない。

ランサーは部屋の中で眠っている兄弟たちのことを思った。薄い布団で重なるように眠っている兄弟たち。薬と食べ物のほかに、新しい布団と、服も買ってやりたい。

これは、やらなければいけないことだ。そう己に言い聞かせて、息を思い切り吸う。

「…よし」

 目に強い光が宿る。吸った息を大きく吐き出した。音が出ぬようそっと家から出ると、目的地まで一気に駆け出した。


*****

パチュン♡ パチュンッ♡♡♡

「・・・・あっ♡ ひうっ♡♡」

暗い部屋の中で、肉と肉のぶつかり合う音が響く。ランサーはでっぷりと太った男の下で体を折り曲げてあえいでいた。

「ああっ♡ ああああっひ、っ♡♡♡ 」

「久しぶりのショタマン最高・・・・・・ッ♡♡♡ キツキツなのに吸い付いてくるみたいだ・・・・・・♡♡♡ 」

幼い彼らにできる仕事、そして唯一”まとも”な金額を受け取れる仕事――――それがこれだった。

どちゅっ♡ どちゅっ♡ どちゅっ♡ どちゅっ♡

「ふっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あ、ああっ♡♡♡ 」

小さなアナルにはみっちりと男のペニスが埋まっている。抜き差しを繰り返したせいで、穴のふちはふっくらと盛り上がり、赤く色づいていた。そこから時折精液ともローションともつかない液体が漏れ出る

ランサーのペニスは勃起もせず、男に突かれる度にぺしぺしと哀れに揺れ、メスイキをする度に潮を出す場所になっていた。

「おしり♡♡おしりぃ♡こわれちゃ、や♡う、っ、・・・っ!♡♡♡ おじしゃ♡ やああっ♡♡ 」

「ランサー君、僕の事はご主人様と言いなさいといった、だ、ろうっ!!」

どちゅんっ!!!!!♡♡♡♡♡♡♡♡♡
怒張がランサーの奥、いまだ開発されていない場所まで乱暴に押し入る。

「はぁ、う♡♡ うぐ♡ご、しゅじん、ひっ♡しゃまぁ♡♡ ごめんなしゃ♡ ごめんなしゃ、あっ♡ああああああっ♡♡♡」

「そうそう。素直ないい子は大好きだよ」

どろどろにとろけた瞳から涙があふれ出す。絶頂が続く中、快楽にとろけた頭はばかになっていて、もうなにもかも自分のコントロールが効かない。

男にびゅるびゅると中に精液を注がれて、その衝撃でまたメスイキした。


「あああああ♡♡ ああっ♡♡♡ ごしゅじんしゃまの♡♡ なかぁ♡♡またイっちゃうううううう♡♡♡♡♡♡」

「イけッ!!!メスイキしろっ♡♡♡ 孕めっ♡♡ ショタマン妊娠しろっ♡♡♡♡」

どぷっ♡びゅるるるっ♡♡びゅくっ♡♡♡
射精は勢いよく、そして長かった。男はランサーのアナルの中に思う存分精液を吐き出すと、そのまま腰をゆっくりと2、3度振って、精液を一滴残さず腹の中に注ぎ込んだ。


*****

明け方、ほうほうの体で家に帰ったランサー。長時間のセックスで体は悲鳴をあげていたが、気分は晴れやかだった。

これでキャスターに薬を買ってやれる。朝、皆の目が覚めたら買い物にいって、薬と食べ物を買いにいこう。暖かい服や布団も買えるかもしれない。そんなとりとめもない考えが浮かんでは消えていく。

音が出ぬように扉を開けて、部屋に戻ると、皆はまだおきていない。かたまるようにして寝ているところをそっと滑り込んで目をつぶると、すぐに寝息がひとつ増える。その顔には、一筋の涙が流れていた。