「もっと奥まで咥えて。舌も使いなさい」
「は、はい……んぶ」
エプロンドレス姿の少年は、部屋の片隅で燕尾服の男の前でひざまずいて、その股間を懸命にしゃぶる。口からは飲み込み切れない唾液がつう、と口の端からこぼれ、豪奢な絨毯の上にぽたぽたと落ちていった。少年―――ナギリは、少し苦しそうな顔であったが、しかし嫌がることはない。彼はこれが仕事なのだ。まだ経験の浅いナギリは、今日訪れる客が来る前に、世話係の指導を受けていた。
先日受けた教えを思い出しながら、口の中をすぼめ、舌を使い、世話係の賜物をなめしゃぶる。
「いいぞ……、そのまま口の中に出すからな、飲まずに舌の上に溜めるんだ。口を開けてしっかり精液をお客様にお見せしてから飲み込むんだぞ」
「ふぁい……」
「よし、出すぞっ……」
「んっ……」
びゅるるるる~っっ♡ と口の中に精液が放出される。ナギリはそれを言われたとおりに舌の上に溜めると、上目づかいで口を開け、ごくんと飲み込む。
「よし、これならお客様にも失礼のない振る舞いができるだろう。もう一回練習させてやろう、しゃぶれ。」
「あ、あぅ……はい」
世話係の萎えたチンポにキスを落とす。はむ、と口の中にまだ柔らかいそれを含んで、舌と手を使い、刺激する。口内でゆっくりと勃起していくのが感じ取れた。
そうしていると、チリリン、と扉のそばの鈴が鳴った。お客様がもうすぐいらっしゃる合図だ。ナギリはびくりと体を跳ねさせて、鈴の方を見た。対して世話係は鈴の音をきくやいなや、チンポをナギリの口の奥、喉のほうまで無理やりねじこみ、そのまま腰をグラインドさせる。
「もうお客様がいらしたのか。練習は終わりだ。さっさと出すからお前は我慢してろ」
「は……♡ んんん~~~~っ♡」
がぽっ♡ がぽっ♡ がぽっ♡ と音をさせて世話係が激しく腰を動かす。苦しさにナギリが目を細めたが、世話係は我関せずといった様子で抽挿を続け、無慈悲に精液を喉奥に叩き込んだ。
びゅる~~♡ びゅるるるるるるる♡ びゅくっ♡ びゅくくっ♡
ゆっくり腰を振り、最後の一滴までナギリの喉奥まで注ぐと、ゆっくりとため息をついた。
「ふー、出た出た。お前のテクはまだまだだが、喉マンコは悪くないぞ。俺は戻るが、お客様にはくれぐれも粗相のないようにな」
だ液まみれのチンポを拭き、ズボンの中にしまいながら、世話係は言う。
「はっ、はーーーっ……おせわ、係しゃ……、あ、ありがとうごじゃ、まし、た……」
ナギリは息苦しさから解放され、必死になって息を吸い込む。喉奥を刺激された影響か唾液がだらだらとあふれてくる。それを必死になって飲み込みながら、びくびくと体を震わせた。イラマチオをされただけでイってしまいそうになる身体を必死になだめた。
衣服の乱れを直されて、人形のように椅子に座らされると、世話係はそのままいなくなる。
(今日のお客様は、どんな方だろう……)
うずく身体を深呼吸で騙しながら、ナギリはお客様を待った。
「やぁ、こんばんは」
やってきたのは脂ぎった中年の客だった。高級そうなスーツに身を包み、腕にはギラギラひかる時計を身に着けている。
「こんばんは、おきゃくさま。ナギリといいます。お会いできて光栄です」
「こんにちはナギリくん。かわいいボーイソプラノだ。まだ声変わりしていないんだね。なんて愛らしい……その唇を食べちゃいたいな」
男は言うやいなやナギリの唇を奪う。
じゅるるるるる♡ れる♡ はむっ♡ れるっ♡ じゅる♡ ちゅぱっ♡ じゅぱ♡
舌を強制的に絡み合わせ、口内をぐちゅぐちゅとあばれまわる。ナギリは、はふ、はふ、と懸命にキスにこたえた。
ねっとりとしたキスが終わり、男が名残惜しそうに唇をはなす。混ざりあい、どちらのものともいえない唾液が銀糸のようにつう……とあとを引いた。
「お口の中もちっちゃくて、ほんとうにかわいいね。今日はたくさん可愛がってあげるからね」
「は、はい……ありがとうございます」
「うんうん。従順で、おとなしくって……いい子だ。いい子のナギリくんは僕の言うことを聞いてくれるね?」
「はい……」
「じゃあ、まずベッドに座って、足を開いて、僕に恥ずかしいところが良く見えるようにしてくれるかな?」
「……はい」
ナギリの顔がさっと赤くなった。これまで様々な男たちの欲望のはけ口になっていたが、心はまだうぶなままだった。しかしお客様の要望には応えなくてはいけない。ナギリはエプロンドレスのスカートをぎゅ、と握りしめながら、ベッドに腰を下ろす。そうして震える手でレースでできた可憐な下着をゆっくりと脱いだ。
「恥ずかしい?」
少年はこくん、と頷く。顔は耳まで赤くなっていた。
ふるふると羞恥に震える身体で、ゆっくりと足をM字に曲げると、白くてまろい尻と、控えめなすぼまりが丸見えになる。すぼまりは、恥ずかしそうにひくひくと震えていた。
「こ、これでいいですか……」
男は荒い息をしながら、その光景に見入っている。
「ほォ……かわいい、お尻だ……まだ縦に割れてないんだね、慣れていないンだ……ひくひく震えて……期待しているのかな……?」
男の手がナギリの尻を揉みしだく。菊門がくぱ♡ くぱ♡ と広がり、そこから事前に仕込まれていたローションがとろりと垂れて男の手を汚した。
「っ、あ……♡」
ぴく、と身体が震える。それをみて、男がにやりと笑う。次はアナルをいじめることにしたようだ。
「自分でおまんこ広げてごらん?」
「ぁ、は、い……」
おずおずと手を尻に添わせ、ぐい、と左右に広げるように見せた。アナルが広がって、良く見えるようになると、男は顔を近づけて、じっくりと眺めた。
ふ、と小さく息を吹きかけると、尻のすぼまりにきゅう♡ と力が入る。
「かわいい……こんなかわいいまんまるアナルが、これからおじさんたちにチンポずぼずぼされて、ぷっくり縦割れアナルになっちゃうんだろうなぁ……」
男は太った指でナギリのアナルに指を挿入する。ぬぷ……♡ と抵抗らしい抵抗はなく、柔らかい肉が男の指を包み込んだ。
「……あ♡ ん、ふっ♡」
男がゆっくりと指を抜き差しする。肉穴はすでにとろとろになっていて、指は二本、三本と難なく飲み込まれていく。
ずぽ♡ ずぽ♡ ずぽ♡
ちゅく♡ ちゅく♡ ぢゅくぢゅくっ♡ ぐちゅちゅ♡
と、男の指があるしこりに気付いた。ぷっくりとしたそこを、指で挟み、刺激してやると、ナギリの表情が変わる。
「ナギリ君のいい所見つけたよぉ~♡ どう? 前立腺、きもちいいかな?♡」
「ふぁ♡ あ~♡ しょ、こぉ♡ こりこりっって、や、ぁ……♡」
「んん~?いやなの? じゃあやめようかな」
ぬるりと指を抜き出すと、男は立ち上がり、ナギリを押し倒す。
「ぇ……?」
「お尻の穴をかわいがる代わりに、他のところをかわいがってあげよう♡ 服を脱ぎなさい」
「わ、かり、ました……」
ベッドに横になったナギリは、ゆっくりと起き上がると、エプロンの紐をしゅるりとほどく。男はその様子を笑顔で見つめた。ワンピースを脱いで、残りはガーターベルトと白いタイツだけになると、男が、「ガーターはそのままでいいよ」というのでナギリは服を脱ぐ手を止めた。
「そのほうがエロいからね」
「……っ」
その発言にナギリはますます恥ずかしくなってしまう。
「いいね、すごくエッチだよ」
男は楽しそうにナギリの太ももをさする。しろくてすべすべした太ももは男の欲情をいたく刺激したようだった。起き上がったナギリをぽすん、と押し倒すと太ももをべろべろと遠慮なくなめまわす。つるつるの産毛さえ生えていない肌に、男は感心したように呟いた。
「すごい……真っ白で、そんじょそこらの女よりもすべすべだ……。産毛の一本も生えていないなんて……」
れる♡ れる♡ むちゅう~♡
べちょ♡ ちゅばっ♡ れろぉ~~~♡
「ぁ、あ、♡ あっ♡ あっ♡ ひ、あ、あ、あ、あ、ッ……♡」
舌は徐々に上に上がっていき、腰骨、へそを通ってナギリの胸までたどり着く。乳首は陥没していて、本来なら勃起しているところは、つつましやかに胸の奥へと隠れていた。
「ホ、ォ……ナギリ君は、陥没乳首なんだね……属性盛り過ぎかよ、スケベすぎるだろ……コホン、よし、その恥ずかしがりやな乳首を出してあげようね」
男の舌が陥没乳首に入り込み、れろ♡ れろ♡ と乳頭を舌の先端で舐める。舐めながらじゅうじゅうと全体を吸い続けていると、勃起した乳首がぷく♡ とまろびでる。
「反対側もだしちゃおうねぇ」
そう言うともう片方の乳首を吸った。やがてそちらも勃起すると、口を離して、満足げに二つの乳首を見やった。唾液にまみえててらてらと光るそれは、吸われ、いじられて真っ赤になっている。
男は楽しそうに乳首を指先でぐにぐにと押しつぶしながら、ナギリの体を思うさま愛撫した。
「ぁ……♡ っく、は……♡」
鎖骨、首筋、脇、太もも、足の付け根……頭のてっぺんから指先まで、隅々まで執拗に愛撫は繰り返されて、ナギリの体はとろとろにとろかされてしまった。ナカをいじられ、全身をかわいがられた身体は、雄を迎え入れたくてずくずくとうずいている。後膣が切なくなって、ナギリは無意識に太ももをすり合わせた。
「チンポ欲しくなっちゃったかな?」
「あ……♡」
男がいやらしく白い肌をさする。誘惑に抗えずに、ナギリがこくり、と頷くと、男はにやりと顔をゆがませた。
「今日はね、ちょっと面白い趣向を用意したんだ。おい、連れてきてくれないか」
そう言うと扉が開いて、世話係がガラガラと何かを持ってくる。それは鉄製の檻で、中には大型犬が入っていた。大型犬はハッ、ハッと興奮したような息を吐いている。その股間は完全に勃起していて、人間サイズのチンポがぶらぶらと揺れていた。
男がナギリの肩そっとつかむ。
「素敵なチンポだろう? あれはね、今日のために発情期のメス犬の匂いをかがせておいたんだ。あのチンポがナギリ君のおまんこをずぽずぽして、精液をびゅーびゅーするんだよ。さ、ナギリ君は今からあのオス犬のお嫁さんになるんだ。床にはいつくばって、お尻を高く上げて、彼のチンポを受け入れるんだよ」
男のチンポを挿入するのだってやっと慣れてきたところだというのに、犬のものなんて到底恐ろしくってできっこない。ナギリはふるふると涙目で顔を振るが、男は笑みをたたえたままだ。
「む、り、です……そんな……こわい……」
「無理じゃなくってやるんだよ♡ かわいこぶってないで。ベッドから下りて、四つん這いになるんだ。これはお願いじゃなくって命令だよ♡」
ナギリは助けを求めるようにして、世話係に視線をやった。世話係は憐れむ様子もなく、顔を振って、やりなさい、という表情を浮かべた。
「う……ぁ」
「さ、お婿さんが待ちくたびれているよ♡ はやくしなさい♡」
「は、い……」
かたかた震えながらベッドから下り、絨毯の上に四つん這いになる。頭を下げ、腰を高く上げると、よくできました、といった風に男がナギリの頭をポンポンと撫でた。
「お婿さんになんていえばいいかわかるかな?」
「ぼく、の……っ、およめさんまんこに、おむこさんちんぽいれて……いっぱい精子びゅってしてください……」
「う~ん、まぁ及第点かな♡」
世話係が檻の扉を開けると、オス犬がゆっくりと出てくる。男がナギリのアナルに、液体を振りかけた。
「つめた……」
「これはね、メス犬のフェロモンが入ったものなんだよ。ナギリ君がメス犬です♡ ってわからせるためのものなんだ」
はたしてその言葉の通り、オス犬は興奮した様子でナギリのそばに駆けてくる。フンフンと匂いを嗅ぐと、ナギリの体にのしかかり、前足で腰をホールドすると、勃起した肉棒をずり♡ ずり♡ とこすりつけてくる。熱いものが、尻の上に触れるたび、ナギリの身体が跳ねる。
何度かそうしていると、ついに挿入する場所を見極めたのだろう、とろとろと蜜を零すそこへ、勢いよく勃起したものを打ち付けた。
「ひ、あ、あ、あああ♡ あああああああ~~~♡」
犬のペニスがナギリの体内を犯す。散々じらされていた身体は、意識とは裏腹に喜んでチンポを迎え入れた。
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ ああっ♡ ひ、う♡」
ぱちゅん♡ ぱちゅん♡ ばちゅっ♡ ばちゅっ♡
ばちゅっ♡ ばちゅばちゅ♡ ばちゅ♡
ばちゅ♡ ばちゅ♡ ばちゅ♡ ばちゅ♡
ナギリのことなどまるで考えていない、無慈悲な獣のセックス♡ がつがつと激しい腰振り♡ 抜き差しするたびに、犬の太いチンポが、前立腺にごりごり当たってくる。自分より大きい獣が、自分に覆いかぶさってくる恐怖よりもチンポがもたらす快楽が勝り、ナギリははしたなく大きい声を出して喘いだ。
「はっ♡ ひあっ♡ おむこさんちんぽ、きもちいいっ♡ わんちゃんの♡ ばちゅばちゅって♡ ふっ♡ あ♡」
「そうかそうか♡ 喜んでくれたようで何よりだよ♡ きみのエッチな姿を見て僕も興奮してきちゃったな♡ 僕のチンポも気持ちよくしてくれないかな♡」
男はそういうと、ぼろん♡ と自分のチンポをあらわにする。男のチンポはすでに勃起していて、びきびきと脈打ち、天を向いていた。
「あ、……♡」
ナギリの小さい口が、男の欲望を受け入れる。口いっぱいにほおばって、なんとか三分の二ほどまでチンポを納めると懸命に奉仕を始めた。
口をすぼめ、バキュームのようにチンポを吸いながら、幹を舌でなめまわす。上目づかいで男にあわれっぽい視線を送ると、それがよかったのだろう、口の中の物がいっそう大きくなる。
じゅっ♡ じゅじゅっ♡ ちゅう♡ ちゅぶっ♡
ばちゅばちゅっ♡ ばちゅっ♡ パンパン♡ パンパンパンパン♡
前からも後ろからも攻められて、ナギリの身体は快楽に飲み込まれている。オス犬にアナルを犯され、男からそのお嫁さんだと言われて、自分が本当にメス犬になったような気にさえなってきた。夢中になって腰をいやらしくくねらせ、アナルの快感を味わっている。
ナギリの顔は上気し、目はとろけて、表情を見た男はゴクリ、と息をのんだ。
「ナギリ君、いま、すっごくエッチな顔してるね……かわいいよ……♡」
「ありぁと、ごじゃ……ふぁ、ああああ~!♡」
オス犬の動きが早くなる。力強くばちゅばちゅと腰を打ち付けたかと思うと、猛烈な勢いで中出しが始まった。精液を叩きつけられて、嬉しそうに肉壁がきゅうきゅうと収縮する。自身が達してもなお注がれ続ける精液に、恐ろしくなりオス犬のチンポを抜こうと動く。が、亀頭球までずっぽりとはまったチンポは精液をすべて出し切るまで外れはしないだろう。
「や、♡ おちんぽぬけないの♡ なんでぇ♡ やあ♡ おなかのなかびゅーびゅーしゃれて♡ ふあっ♡ おかしくなるう♡」
びくびくと絶頂を繰り返すナギリ。男はその様子を興奮したように見ている。
「犬はね♡ 一回射精すると、ず~っとイキ続けるんだよ♡ あと抜けないのはね、亀頭球っていうところがナギリくんのおまんこにがっちりはまっているからだよ♡ だから犬がぜ~んぶザーメン出し切らないと終わらないからね♡ その間ナギリ君は犬チンポでずっとイッてていいからね♡ さて僕もそろそろイクよ♡ 口の中で受け止めてね♡♡♡」
男の腹がうごめく。男はナギリの肩をつかむと、勢いよく粘っこい精子を口の中に発射した。
「~~~~~~ッ♡」
口内に熱いものが広がっていく。口の中に出されて甘イキしながらも、ナギリは口をすぼめ、じゅるじゅると精液を吸い取った。最後の一滴まで吸い取ると、世話係に習ったように口を開けて精液を見せると、ごくんと嚥下する。
「これはこれは♡ ちゃんと教育が行き届いているんだねぇ♡ いいこだ♡」
頭を撫でられて、ナギリがうっそりと微笑む。
男の射精は終わったが、オス犬の射精はまだまだおわらない。ナギリは四つん這いのままで、中出しされつづけた。そのあいだ、再び興奮した男のチンポをしゃぶりながら、犬のチンポでナカイキするところを見て頂いたところで時間になった。男は大変満足した様子でチップをナギリに渡すと、また来るよと言って去っていく。
ナギリは行為が終わってホッと息を吐いた。最初のお客様には、なんとかご満足いただけたようで、安心しながら身体を絨毯に預ける。閉じ切らないアナルからはこぽ、と犬の精液が流れ落ち、太ももを伝う。
動かない体を世話係に持ち上げられながら、ナギリはこのあとのお客様は、ひどいことをされないといいなぁ、ぼんやり考えた。
世話係は事務的にナギリの体を清め、ザーメンをかきだし、衣服を新しいものに着替えさせられる。それは、ぎりぎりまでスカートを短くしたメイド服だった。露出も多く、少し歩くだけで下着が見えてしまいそうだ。
「今日はこの後、お客様は取らなくていい。代わりに店のショーに出るんだ」
「ショー?」
「詳しいことはあっちで聞け。場所は他の世話係が案内する」
「は、はい……」
その後来たもう一人の世話係に連れられて、ナギリは舞台の裏手に連れていかれる。そこにはスーツを着たひげ面の男が待っていた。
「ちょっと貧相だな……まぁいいか。さ、いくぞ」
「え?」
男はナギリの手を取り、舞台の中央に連れていく。ナギリを舞台の真ん中に立たせると、男は朗々と話し始めた。
「お待たせいたしました! 今日の余興はこの少年と、触手のセックスショーです! 当店自慢の触手たちにあいらしい少年がなすすべもなく犯されていく姿をお楽しみくださいませ……」
ワア……! 観客席から歓声と拍手が上がる。ナギリからは暗くてよくわからなかったが、様々な人間がいるようだった。
ガラガラと舞台袖から大きなガラスケースが運ばれてくる。そこには無数の触手がうじゅうじゅとうごめいていた。
「ヒッ……」
おぞましい光景に、ナギリの肩が跳ねる。男が頬を寄せて語り始める。
「ほら、素敵だろう? あの触手たちがこれから君を犯してくれるんだ。人間では届かないような奥の奥まで犯してもらえるぞ♡ たのしみだね? じゃあ、いこうか!」
いやがるナギリを引きずるようにしてガラスケースの中に放り込むと、左足に足枷をはめ、逃げられないようにする。
「いや、出して、くださっ……ヒッ!」
扉を叩いて叫ぶが、外側で男は楽しそうに手を振るばかりだ。
「あ、あう……や、……」
その後ろから、触手がじゅるり、じゅるりと近づいていく。触手が触れたところから、服が解け落ちて、あっという間にナギリは裸になってしまった。
「え? や、やだぁっ……」
全身に絡みつきながら、触手は優しくナギリの体を這いまわる。触手はナギリの四肢を拘束し、身動きが取れないようになると、そっと宙に持ち上げる。観客がよく見えるように大の字にして、磔のようにすると、うねうねと身体を愛撫した。
「は、うぁ……っ♡ や、や、……♡」
ナギリは困惑した。恐ろしいはずなのに、触手に愛撫されて感じ始めている……♡
彼は知らなかったが、この触手たちの粘液には即効性の媚薬成分が含まれていた。肌に這われるたびに、粘液が肌に浸透して、性感を引き出していたのだ。
「あっ、♡ ひ……♡ そこ、やだぁ……♡」
恐怖で固まっていた身体が悦びにとろけてくると、触手はますます勢いを増して、少年の体を撫でまわしにかかる。
その中でも勢いが激しいのは胸の部分だ。細い触手たちが胸を揉み、陥没していた乳首をピン、と張らせると、細い触手の先から、さらに細い、極細の触手が何本もと飛び出してくる。
極細触手は、勃起したナギリの乳首の奥へ、侵入を開始した。
「や、やっ……なか……はいって……♡」
極細触手は、乳首の中へ納まると、先端からぴゅるるるる♡ とねばっこいピンク色の液体を噴出する。出した液体を丹念に塗り込むと、役目は果たしたといった風にずろろろ♡ と抜けていってしまった。その感触で軽くイッてしまったナギリは、恥ずかしそうに声をあげる。
「あ、♡ あ、あああ♡」
触手たちは乳首の中から戻ると、また、胸を揉む行為に没頭する。まるで何かを待っているようだった。ナギリは、そうしているうちに、だんだんと胸に違和感を覚え始める。塗り込まれたところがじんじんして、ぽかぽかと熱くなって……♡
「えっ♡ あっ♡ や、えっ?♡」
ぴゅる。胸から何かが出てくる。それは白くてあまったるい匂いがする液体だった。
「なんでぇ♡ ぼく、おんなのひとじゃないのにぃ……!♡ おっぱいでちゃう♡ やだ♡ やだ♡ とまってえ♡」
静止もむなしくナギリの胸からは母乳があふれだしていた。触手たちはナギリの乳首から滴り落ちるそれを、先端についている小さな口に含み、楽しんでいるようだった。
すると、細い触手たちをかきわけて、ゴムホースほどの太さの触手が割りいってくる。その触手は先端についている口を開けた。その中にはねっとりとした粘液と、細かい繊毛が生えている。触手たちはナギリの乳首に吸い付くと、もっと母乳が出るよう、しごくように動き始める。
「やぁ♡ のんじゃだめぇ♡ おっぱいのまないでぇ♡」
いやいやと顔を振るナギリ。その眼からは恥ずかしさから、快感からか、ぽろぽろと涙が零れ落ちる。それさえも甘露のように触手たちは吸い取っていってしまう。
「ん、ふ……♡ う♡」
太い触手に居場所を奪われた細い触手たちは、すごすごと下へ下へと移動する。そして尻まで移動すると、次はアナルの中へと進んでいく。
入り口からほど近く、前立腺にたどり着くと、触手たちはすり♡ すり♡ とぷっくりと膨らんだそこをもてあそび始める。
ぷに♡ ぷにぷに♡ ずりゅん♡ ぐりっぐりっ♡
「あうっ……♡ ひ♡ ぎ♡ しょこらめぇ♡ ぐりぐりしちゃやぁ!♡」
前立腺をいじめられて、小さいペニスからはとろとろとカウパー液が流れ落ちる。それを残りの触手たちがすする。
「ね、♡ ぉ、おく♡ ごりごりしゃれると♡ せつなくなっちゃうのぉ♡ ずぽずぽされたくなっちゃうの♡ しょくしゅさん、やめっ……んきゅうううう♡」
ナギリがびく、びくと背中を弓なりにしならせる。ペニスからはしょろろろろ♡ と尿が漏れ出る。イッたけれど、まだ精通していないので、精液を出せないのだ。
観客たちが大きくざわめく。皆、たのしげに笑いながら、このショーを眺めていた。
ガラスケースの中で、触手と少年によるセックスショーは続く。
「あ、なか……♡ なん、で♡ ふとくなって……♡」
最初中に入っていた触手は数本だった。それが、どんどんと数を増やして身をよじりあい、今では大人の巨根サイズになっていた。太い触手となったかれらは、ゆっくりと体内の奥へ奥へと侵入していく。
ずり……♡ ずり……♡ じゅぷじゅぷ♡ じゅぷぷぷっ♡
「ほぉ……♡ お……♡」
ぐぽん♡ ついに最奥まで触手が到達する。ナギリは、強烈な多幸感によって頭がぼーっとなって、何も考えられなくなった。口からはよだれがたらりと流れる。
「……♡ ……♡」
手足をだらりとさせて、抵抗をなくした身体。触手はこれ幸いと抽挿を繰りかえした。
ぬろろ~♡ ずぽっ♡ ぬろろ~♡ ずぽっ♡ ぬろろ~♡ ずぽっ♡
ぬろろ~♡ ずぽっ♡ ぬろろ~♡ ずぽっ♡ ぬろろ~♡ ずぽっ♡
ゆっくりしたストローク。しかし確実に性感をえぐってくるそれに、ナギリはもう抗うことをやめた。
「あ~~♡ しょくしゅおちんぽしゅごいのお♡ おまんこじゅぽじゅぽって♡ おく♡ ごちゅ♡ しゃれてえ♡ こんなのまけちゃう♡ かてない……♡」
がくがくと体を震わせて、快感を受け入れるナギリ。突かれるたびにぷしゃぷしゃと潮をまき散らし触手にかかって、彼らが塗れているのは粘液なのか潮なのかわからないぐらいだった。
「あ……♡ ふあ……♡」
どれだけたっただろうか、ナギリの体内で肉の感触を楽しんでいた触手が、ぬぽん♡ とアナルから出てくる。そして四肢を拘束している触手が、ナギリを赤ん坊がおむつをはかせるような体勢にする。彼のくぽりと開いたアナルが、観客たちに良く見えるようにだ。
「ぬいちゃ、や……♡ しょくしゅおちんぽもっとずぼずぼしてぇ……♡」
ナギリがいやいやと顔を振る。腰をねだるように動かせば、触手が会陰にこすれて気持ちがいい。夢中になってへこへこと腰を動かした。
「ん……♡ はぁっ……♡ おちんぽ……ちょうらい……♡」
ぐすぐすと泣き出しそうなナギリ。その言葉を聞いてか、触手ちんぽがぐぐ……♡ と首をもたげ始める。
「あ……♡ おちんぽ♡ しょくしゅおちんぽ♡ いっぱいほしいのぉ♡ じゅぽじゅぽ♡ してっ……♡」
ナギリの尻穴に、触手チンポがひたりと当てられる。くぱくぱと物欲しげに引くつくアナルにぬぽん♡ と挿入された
「きたぁ……♡ きもちい、のきたぁ……♡ いっぱいイかせてほし……♡ ふぁっ♡ あっ♡ あっ♡ ああっ♡」
どちゅん♡ どちゅん♡ どちゅん♡ どちゅん♡
どちゅん♡ どちゅん♡ どちゅん♡ どちゅん♡
どちゅん♡ どちゅん♡ どちゅん♡ どちゅん♡
どちゅん♡ どちゅん♡ どちゅん♡ どちゅん♡
先ほどとは比べ物にならないくらいの激しいピストン♡ 奥でぶちゅ♡ ぶちゅっ♡ と結腸と触手チンポがキスをする♡
ナギリは手足をピン……♡ とそらせながら盛大にアクメをキメた。足枷についている鎖がチャラチャラと音を立てる。胸からはぶしゅっ♡ と母乳が止まらない♡ 触手が飲み込み切れずにたらたら身体を伝っていった。
潮と母乳にまみれながら、ナギリは白痴のようにふわりと笑うと、そのまま意識を飛ばした。
大盛況のうちにショーが終わる。
気が付くとベッドの中で寝ていたが、ナギリにはこの後もう一つの仕事がある。
「起きたか,いくぞ」
世話係に連れられると、とある部屋にたどり着く。扉を開けると、そこには三人の男たちが全裸の姿で立っていた。今日の研修をする新人たちだ。
「ほら、お前も脱げ」
「はい……」
ナギリが、おずおずと来ていた衣服を脱ぎだす。その姿を複数の視線が舐めるように見つめた。
「今日はこいつが世話をする。オトコに萎えるようならこの仕事失格だぞ。最初は抵抗の少ない少年で慣らしてみろ」
男たちが各々頷く。言われずとも目はギラギラと欲望にまみれている。獣のような視線に、ナギリが恥ずかしそうにうつむいた。
「まずは全員勃起させてみろ」
世話係が指示すると、ナギリは男たちの間に入り、膝立ちになってまだ勃起していないペニスを触る。最後の一人のペニスはぱくりと口に含んで、上目づかいで亀頭をちろちろと舐める。
「うお……慣れてやがる」
「エッロ」
「こんな小さい子供が……」
反応はそれぞれだが、男性器はしっかりと勃起し始めている。そそり立った逸物に勃起してくれたんだ、とナギリが安堵した瞬間、うしろからぐい、と引っ張られて倒される。目を白黒させて倒れこむと、男の叫ぶような声が聞こえた。
「クソ、もう我慢できねぇ!」
ナギリの尻を高く持ち上げて尻穴をぐい、と広げる。先ほどまで凌辱されていたそこは柔らかく、濡れていて、男の欲望を誘った。
「こいつのケツ、もうぐちょぐちょになってやがる。女と変わらねえじゃねえか!」
指をぐい、と突っ込まれて、じゅぷじゅぷ♡ と激しく手マンされる。なんのテクニックもない、お粗末なものだった。しかし身体の熱がまだ治まりきっていないナギリの身体にはわずかだが快楽を引き出すためのトリガーとして作動したようだった。
「ん、んぅ……っ♡」
「へへ、こいつ、俺のテクニックで感じてやがるぜ」
男がにやにやと下卑た笑いをこぼす。
「オラッ俺様のチンポでイかせてやるっ!」
そう言うと、いきり立ったペニスをどちゅん!と無遠慮に挿入した。
「あ~~~~~~っ♡♡♡」
「うお、こいつのマンコやべっ……中うねって……絞り取られるッ……!」
何度目かのピストンで、男があっけなく精を吐き出すと、それを見ていた男たちが我も我もとナギリに群がった。
「抜け駆けはずるいぞ、俺にも挿れさせろ」
「おお」
ずるりとチンポを抜き出すと、すかさず次の男がナギリの体内に押し入っていく。
「うわ、やべぇ、こりゃ持ってかれるわ」
挿入した男がうめく。ローションと精液でぬめる後膣は、きゅんきゅんと肉をうごめかせてペニスを受け入れた。
ぱちゅん♡ ぱちゅん♡ ぱちゅん♡
ぱちゅん♡ ぱちゅん♡ ぱちゅん♡
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡」
新人ではあるが、どの男たちもこの仕事に就いているだけあって、皆カリ高チン長極太チンポばかりである。まだ小さいナギリの体には大きすぎる代物だった。しかし今日、犯されつくして広げられていた菊穴は、やすやすとその巨根を呑み込み快楽をもたらしている。
「あ゛~♡ あ゛♡ あ゛あ゛っ゛♡」
ごりごりと前立腺を押し、肉壁をかきわけて結腸をぶちゅぶちゅ♡ と犯すチンポに、ナギリの腰はいやらしくくねくねと動く。ナギリの頭は快楽に塗りつぶされ、何も考えることができなくなっていた。
「クク、こんな小せえナリをして、気持ちよさそうに腰動かしやがってるじゃねーか! よっぽど俺らのチンポが気に入ったとみえる」
「淫乱だわな」
「おい、俺のチンポもしゃぶれよ」
どうやらせっかく勃起したのに、お預けを食らいっぱなしが気に障ったらしい。三人目の男がナギリの髪を引っ張り身体を起こしてちんぽを舐めさせようとする。しかしナギリがもう力なく動けずにいるためにうまくいかない。業を煮やした男は声を荒げた。
「くそっ、役に立たねえ。おい、体勢ひっくりかえせるか」
「いいけどよ……」
男たちがナギリの体を後背位から正常位にすると、足を折り曲げさせ、どちゅどちゅ♡ と律動を開始し始める。開いた口にチンポを挿入し、喉奥まで挿れると、びぐっ♡ びぐっ♡ と締まり、男を喜ばせる。抜き差しされるたびに喉がぽっこり♡ と膨らみそれがまた男たちの欲情を誘った。
「くそっ、また勃起してきやがった……口もマンコもふさがってるしな……手を使うとするか」
あぶれた男がナギリの手をつかみ、チンポをつかませるとしこしこ♡ と手を動かす。
「自分の手じゃねえとなかなかイイな……」
男たちが自分勝手にナギリを使う。しばらくするとめいめいにザーメンを出した。
さらに凌辱は続いていく……
「フ―ッ、出した出した」
「赤玉出そうだわ」
「こいつのマンコ気持ちよすぎるんだよな……」
ナギリが身体を震わせる。散々使われて、中に出された菊穴からは、こぷり、こぷりと精液が漏れ出していた。
「う……♡」
「よし、お前らよくやったな。もう戻っていいぞ。あとは俺が片づける」
世話係がそう言うと男たちはぞろぞろと部屋を去っていく。世話係は、ザーメンまみれのナギリを起こし、風呂に運ぶ。ぬるい湯につからせ、中の精液をかき出し、汚れを落とすと、ナギリがちいさく声を出す。
「あの、今日の研修は、どうでしたか」
「ああ、よくやったな、偉いぞ」
「よかった……」
ナギリが力なく微笑む。そのままうと……と寝そうになるが、眠気をごまかすように顔を振る。
風呂から上がると、うとうととしているナギリの身体を拭き、パジャマに着替えさせて、髪の毛を乾かす。途中、温かさからかこくこくと頭が揺れ、そのまま寝入ってしまう。
世話係は髪の毛を乾かし切ると、ナギリを横抱きにし、ベッドに寝かせた。
「明日もよろしくたのむぞ。おやすみ」
そういって電気が消される。明日も沢山可愛がってもらいましょうね。