「ここが有名な”牧場”か・・・」
モブおじさんが訪れたのは人里離れた山の奥にある場所だ。通称“牧場”と呼ばれるそこは、“乳牛”と呼ばれる獣人達を飼育するための場所だった。
「入場料はお一人一万円です」
高額の入場料に、しかしおじさんは躊躇しない。この為になけなしの貯金を崩して持ってきたのだ。
受付でおじさんが一万円札を渡すと、牧場の地図、そして牧場名が印刷されたカードが入ったネックストラップを渡される。
「牧場内ではこれを首にかけて外さないようにしてください。また牧場での会計は全て首に下げたカードでの会計となります。精算はお帰りの際にまとめてお支払いください」
渡されたストラップを首にかけ、入場する。牧場は明るく清潔で、本物の牧場と変わりがない様におじさんは思った。
地図を見ながら歩いていると、正面に乳牛見学ツアーと書かれた看板を見つける。
看板の説明文を読むと、このツアーに参加すれば、普段は見ることのできない厩舎も案内してくれると書かれてある。もちろん参加費は別途かかる。
ツアーの開始時刻を見れば、それぞれ午前と午後一回ずつしかなく、しかも今日は午後の会は~本日午後のツアーはございません~との張り紙。午前のツアーももうすぐ始まってしまいそうな時間だ
「エッ、もうすぐじゃないか」
おじさんが見学ツアーの受付に行くと、カウンターでは受付中と書かれている紙製のポップが今まさに片付けられようとしており、おじさんは慌ててカウンターまで走った。
ギリギリで受付を終わらせる。どうやら本日の参加者はおじさん一人だけのようで、係員に、よければ時間を前倒ししてすぐツアーを開始することも出来る、という旨の説明を受けた。
おじさんは願ったり叶ったりでOKすると、係員がカウンターから外れ、よろしくお願いします、と挨拶する。どうやら係員がそのまま案内役をしてくれるらしい。
「本日は牧場見学ツアーにご参加いただきありがとうございます。今回案内役を務めさせていただく××と申します。
今日は乳牛たちがどんな環境で育っているのか、また、みなさんのもとに届くまでどんな教育を受けているのかを知って頂ければと思います。それでは短いあいだですが、どうぞよろしくおねがいします。」
案内役のアナウンスとともに受付の横にある扉が開かれる。薄暗い通路になっていた。壁はむき出しのコンクリートだったが、片側の壁だけ下から1.5mほどの場所にちいさな窓のようなものがある。縦格子のようなもので覆われており、そこから細い光が漏れて、廊下に線を落としていた。
「階段がありますのでご注意ください。暗くなっていますのでお気を付けて。」
おじさんが階段を下り中へはいると、入ってきた扉がゆっくりとしまる。中程まで進むと、案内役がゆっくりと右手を光の方向へ向けて、喋り始めた
「ここは厩舎です。乳牛たちは起きてからほとんどこの場所で過ごします。今は搾乳待ちの乳牛たちが見られます。どうぞご覧下さい」
おじさんが窓に近づいて厩舎を覗き込む。一瞬、差し込む明るい光でなにも見えなくなってしまう。が、目を細めて、眩しい光を探るようにみつめていると、徐々に目が慣れ、厩舎の中の光景が浮かんできた
「お、おお・・・・・」
おじさんはあまりの光景に思わず声を漏らした。そこは、まるで桃源郷のようだった。見目麗しい乳牛たちが、それぞれ思い思いの格好で寝そべり、座り、くつろいでいた。そこかしこで毛づくろいをしたり、会話を交わしている。
小窓はちょうど床と壁の間にある排水口のように見せかけられており、だれもおじさんのことに気がついていない様子だった。
乳牛たちの格好は、白黒のブチ柄のマイクロビキニのみで、それもごく僅かの大事な所だけしか隠れていない。さらに胸の部分にはパッドが入っていないのか、ツン、とたった乳首が上を向いているのがはっきりと解った。
「当牧場の乳牛たちはほぼ人型に近い種類を扱っています。が、ほかにも全身が毛に覆われたより獣に近いタイプや、人間に近いタイプでも乳房の数が複数あるタイプなど、いろいろな種類の乳牛たちがいるんですよ」
案内役の説明も、おじさんにはもう殆ど聞こえていない。窓に張り付くようにして、ねっとりとしたいやらしい視線で、乳牛たちを見つめている。
しばらく見つめていると、おじさんの視線はある一点に集中した。それは青い髪の乳牛達で、何体かがひとかたまりになり、談笑している。
その笑顔は、光り輝くように美しい。白い肌。かすかに上気した頬。筋肉の付いた体は細く引き締まっている。おじさんからは遠くて声が聞こえないが、きっと声も美しいのだろう。
まるで髪一本から爪の一枚に至るまで職人が作り上げたかのような精巧で美しい容貌に、おじさんの心臓は槍で貫かれたような衝撃が走った。
「はうっ……♡」
嬌声ともため息ともつかない音がおじさんの口から溢れる。それは数十年生きてきた中で湧いた事のない感情だった。
おじさんが彼らを見つめていると、一番年若い乳牛が呼ばれたのだろう、立ち上がり別の部屋へと去っていく。それを見送った彼らのうち、全身に刺青が施された個体がおじさんの視線に気がついたのかこちらに振り向いた。
(えっ!?)
どきりとおじさんが固まる。赤い、日が沈む寸前のような瞳がおじさんの目を見つめたような、気がした。しかし、どうやらそれも勘違いだったようで、乳牛はすぐに視線をもどしてしまった。
残されたおじさんは、嬉しいような悲しいような気持ちで、窓から一歩下がって息を吐く。心臓がドキドキしている。緊張と興奮がぐるぐると体の中を駆け巡っていた。
「・・・・いかがだったでしょうか」
案内役がおじさんに話しかける。
「ハッ、あの、すごい・・・いや、健康そうな子達ですね」
おじさんは驚いてしどろもどろに返した。
「ありがとうございます。どれも手塩にかけて育て上げた乳牛たちです。今の部屋は乳牛たちが暮らしている場所でしたが、次は彼らが仕事をしている場所をご覧いただけます」
「し、仕事…ですか」
乳牛たちの仕事といえば、もちろん
「はい。搾乳です。この品種は雄の妊娠していないものでもミルクが出るんですよ」
「そうなんですか、へぇ……」
案内役は廊下を進み、ドアを開ける。廊下にはパネルでいろいろとわかりやすい図や文字が書かれており、案内役がそれを簡単に解説しながら進んでいく。
しばらく歩いて、また扉を開けると、そこが次の見学場所のようだった。
次の場所は廊下だが、片方の壁は腰から上がガラス張りになっており奥がよく見渡せるようになっている。やはり少し薄暗く、向かいの部屋がよく見えるようになっていた。
「ここは搾乳を行う前にかるいマッサージなどを施す部屋です。若い乳牛などは、まだおっぱいが固くて、なかなか機械を使っても搾乳がうまくいかない時があります。そういう乳牛には、職員がマッサージをしてやることで緊張や筋肉をほぐして搾乳しやすくするんですよ」
「へぇ・・・」
「ちょうど今、マッサージしている乳牛もいるようですね」
案内役が指差した先には、先ほどの青い髪の毛の年若い乳牛がいた。乳牛は目隠しをされて、丸いベッドのような場所に仰向けに寝かされていた。
(あっ・・・・!あの子だ)
おじさんの胸が高鳴る。
「この子はプロトというんですが、最近搾乳できるようになったばかりで、特にマッサージが欠かせないんですよ」
「そ、それは大変ですね」
あの年若い乳牛はプロトというらしい。
「ええ、なので念入りにマッサージをするんです。ほら」
プロトに、作業着の男が近づいてきた。耳元で男がささやくと、プロトがぴくりとはねる。男はそのまま彼の衣装をするすると取り外してしまった。
あっという間に全裸になったプロトを前に、男は薄いゴム手袋をする。プロトを起き上がらせると、男は背後に抱きしめるような形で座った。
男がこちらに目をやり、おじさんと案内役を見るとにこりと笑ってプロトがよく見えるように角度を調節する。腕の下から手を入れて、移動すると、プロトも抵抗なく動いた。
そして横に置いてあったボトルからオイルのようなもの手に垂らすと、そのまま体温で温めてから、プロトの胸をマッサージし始める。
最初に軽く乳を絞るような動きをするが、ミルクはじわりともれるだけで、とても満足な量が絞れるようには見えなかった。プロトも乳がでないために、胸が張って苦しいのだろう。顔をしかめるのが、遠くからでも見て取れた。男が肩をすくめる。
マッサージはやさしく胸の周りを大きく円を描くように、オイルを伸ばすように全体に広げていった。オイルが完全に行き渡ると、ゆっくりと揉みほぐすように手をうごかす。
軽く手のひらで乳首のそばをむに、むにと動かすと、桃色の尖りが手に合わせてぐにぐにと形を変える。プロトの顔がすこし歪むが、男はそのまま続けていった。
脇の下から胸へかけてリンパの流れを汲むように流し、また胸に戻る。
何度か繰り返すと、プロトが、もじもじと太ももをこすり合わせはじめた。体がほんのりと赤く色づき、呼吸が荒くなっているのが見て取れる。
「あのオイルには、媚薬が含まれています。彼らの性感を刺激することによって、乳が出やすくなるんですよ」
マッサージをする男は徐々に手を下へと移動させる。オイルを足すと、プロトの股をかぱ、と開いた。うすい桃色のペニスは既にゆるく勃起していて、無毛のそこはペニスの色もあいまってひどく幼く感じられる。
男はプロトの耳元で何かを囁くと、耳がふるりと揺れる。いやいやと顔を振るプロトにお仕置きのようにペニスを軽く握った。そしてまた、何かをささやく。これ以上わがままを言ったら何をするかというようなことを言われたのだろう。
言う事を聞かなければ何が待ち受けているのかを知らされたプロトは、そろそろと体を動かし、下品に足をM字開脚にした。
よくできたというように男が握っていたペニスを緩やかに上下させる。するとプロトは感じているのかピクピクと体を震わせた。
男の指がペニスをこすり、玉袋を揉む。そしてその下にひっそりと存在している桃色の窄まりに手を這わせる。アナルのシワを数えるように入口を撫で回し、つぷ……と指を挿入する。
はじめは1本だった指が徐々に2本、3本と増えていくと、プロトは全身を紅潮させて、どんどんと息が荒くなっていった。
指がスムーズに出し入れされると、今度は男の指が抜き差しを繰り返す。ちゅくちゅくと音が聞こえてきそうなほど激しい行為に、オイルがあたりに飛び散っている。
空いた手は片方の乳首をくりくりとこねまわすようにうごかす。
プロトの口からはよだれがとろりとたれて、何か言っているのが見える。いつの間にかくねくねと腰も動かし始めていた。
ねだるような動きに男も一層激しく指を動かす。と、プロトの胸からぶし、とミルクが溢れ始めた。それは最初は糸のような細さだったが、だんだんと量が増えていき、びゅっ♡びゅっ♡と勢いよく乳があふれる。
(すごい…プロトくんのおっぱいからあんなに勢いよくミルクが…)
おじさんが放乳ショーに見とれていると、案内役が説明をはじめた
「プロトは今絶頂したようですね」
「え?でもペニスが…」
「ええ。この牧場の乳牛たちは、何度でもオーガズムを得られるように射精しないで絶頂するよううに躾けられているんです」
ということは、彼も今メスイキをキメたというわけだ。
「それは・・・すごいですね・・・」
「そうでしょう。やがて乳量が落ちて、愛玩用として買われていったあとも、躾が行き届いていて、何度でも楽しめると好評なんですよ」
会話をしながら、それでもおじさんの視線はプロトを見つめ続けたままだ。
プロトはイった衝撃からか、体を男に預けて、だらりとしていた。男の指が抜けると、背筋をしならせてびくびくと震える。男は手袋を新しいものに取り替えると、ゆっくりとプロトの胸をもみしだく。
すると、かたくなだったプロトの胸からは、ぴゅっ♡ぴゅ♡と勢いよくミルクが出るようになっていた。
「プロトもこれで今日の搾乳は大丈夫でしょう。では次は搾乳のする所を実際にご覧下さい」
おじさんは少し戸惑った。今の痴態で実は勃起していたからだ。ズボンの布を押し上げて我慢汁をだらだらとこぼすペニスを案内役に気づかれるのは恥ずかしかった。そして何よりも歩きづらい
「搾乳部屋は隣の部屋です」
案内役はそのまますたすたと次の部屋へと歩いて行ってしまう。おじさんは仕方なくひょこひょことあとに続いた。次の部屋は、先ほどの部屋と似た様子だったが、半円状にガラスが飛び出ていて、その中に乳牛が横たわっているのが見える。
「ここが搾乳部屋です。今まさに搾乳している様子が見られますね」
「・・・・・!」
おじさんはガラスにへばりつくようにその光景を見つめた。彼もまた、あの厩舎でみた乳牛だった。先ほどのプロトと談笑していた、あの男らしい兄貴分のような乳牛だった。
横たわった乳牛はまんぐりがえしにされており、ちょうど尻穴がこちらに全て見えるような位置に固定されていた。その上からどちゅどちゅと機会に取り付けられた透明なディルドが乳牛の尻穴を犯している。
「さきほどもお伝えしましたが、乳牛は性的刺激によって乳量が増えます。なのでこうやって擬似的なセックスをさせてやることで効率的にミルクを取ることができます」
乳牛はやはり目隠しがされており、顔色が伺えないが、全身から汗を吹き出し、口をだらしなくあけて、飲み込みきれない唾液がだらだらと顔を汚している。
「この子はランサーと言って、当牧場でもミルクをたくさん出す、とても優秀な子なんです」
ランサーの両胸に搾乳機が装着されており、中でぐりぐりとゴム状の突起ふたつがゆっくりと乳首をつまむように動いている。それが乳首を挟むたびにびゅうびゅうとミルクが絞られていた。
「ランサーは今はまだ絶頂はしていないようですね」
「そうなんですか」
おじさんが返す。どこでわかるのだろう。その疑問を察したように案内役が続けた
「すぐわかりますよ。ランサーは絶頂するとミルクの勢いがすごくて・・・あ、ほら」
そう言った先に、ランサーの体がはねた。腰をくねくねといやらしく揺らしている。逃げているのか、それともいいところに自ら当てているのかはおじさんにはわからない。
全身を弓なりにしらなせ、びく、びくっ、と震えると、なるほど搾乳機に大量のミルクがあふれるのが見て取れた。
「おお・・・・」
「あれほど優秀な乳牛は当牧場でもなかなかおりません。自慢の子です。これからランサーに連続でアクメをキメさせます。見ていてください」
くったりとしているランサーに、ディルドは動きをやめない。透明な素材のディルドはランサーの体内を余すことなくおじさんに見せつけた。赤くぬめぬめした肉が、きゅうきゅうとディルドをしめつけているのがよく見える。
ランサーは嫌がるようにかぶりをふるが、機械は無慈悲にナカをえぐる。これだけ感じているというのに勃起していないペニスを見て、おじさんはランサーが完全に躾けられたメスだということを理解せずにはいられなかった。
「搾乳機を見てください、量がすごいでしょう」
「ハァッ・・・・・・・」
搾乳機がミルクでいっぱいになり、管を伝いタンクに吸われていく。その刺激でも感じているのか、ふるふると体を震わせていた。
しばらくして搾乳が終わると、ディルドは動きを止め、ゆっくりとランサーの中から姿を現した。最後にヌポン♡と穴から出ると、ぷるりとゆれる。
抜け出た穴は異物が出て行ったあとも、閉まるのを忘れてぽかりと穴を広げきっていた。穴は先ほどディルド越しに見た通りの赤くいやらしい肉で、ひくひくとうごめいているのがおじさんには見えた。
(なんてえっちなんだ・・・)
勃起が止まらない。ランサーは気絶しているのかぐったりとその場から動かなかった。それなのに、時折、ぴくり、ぴくりと痙攣するように震えている。
(もしかしたら気絶しながらイッてるのかな…?)
ごくり、とつばを飲み込む。ひどく喉が乾いていた。いや、乾いているのは喉ではない。もっと別の何かだった。今すぐランサーにペニスをぶちこんでめちゃくちゃにしてしまいたい。あの美しく、淫ら生き物を、自分の精液にまみれされて……。
「いかがだったでしょうか?」
「えっ、あっ」
おじさんは我に返った。そうだ、ここには案内役がいたのだった。案内役はランサーの搾乳が終わると、次の部屋へと案内を始めた。
次の部屋からはもう乳牛たちは登場せずに、ミルクを加工するための機械だとか、パッケージなどの紹介ばかりで、まったくつまらないものだった。そのあいだはずっとあの美しい乳牛たちのことばかり思い出していた。
最後に案内されたのは土産物売り場で、そこでは乳牛たちのミルクが入った牛乳瓶だとか、ミルクを使ったお菓子などが売り出されている。
案内役はここまでガイドをしたことへのお礼の言葉で締めくくる。
「当牧場はほかにも乳搾り体験や、えさやり体験など様々なイベントが楽しめます。ぜひ楽しんでいってくださいませ」
お辞儀をして去っていく案内役を見送りながら、おじさんは乳搾りか…と小さくつぶやきながら、あの美しい乳牛が搾乳されている場面を思い出していた。
**********
土産物コーナーを一通りみたおじさんである。乳牛たちのミルクは濃厚で、試食のクッキーもなかなかおいしいものだった。
搾乳の場面で見た、透明な素材のディルドーが売っていたのには驚いた。なんでも売られたあとの乳牛に使用するために、欲しがる主人が多いのだという。専用のグッズコーナーが併設されており、なかなかの充実ぶりだった。
途中で乳牛と男の二人連れを見かける。グッズコーナーを眺めながら、おそらく購入したであろう乳牛にぼそぼそと囁いた。乳牛は少し顔を赤くして震えるのを見て、男は満足したように腰に腕を回した。乳牛は男にしなだれかかり、顔をとろけさせている。
おじさんはその光景をみて、羨ましくなり、そっとその場を離れた。
さて、土産物売り場を離れたおじさんは、次にどこへ行こうかと考えを巡らせる。
「...やっぱり、乳搾りかな...」
受付でもらった地図をみると、乳搾りの場所は思いのほか近かった。てくてくと歩いていくと、大きく乳搾り体験と書かれた看板を見つけることが出来る。意気揚々と申し込みをすると、そのままそこで待つように案内される。
近くの椅子に座る。しばらくすると受付時刻が終わったのか、職員がスケッチブックを片手におじさんに近づき、話し始める
「こんにちは~!今回は乳牛のおちちを手で絞るときの注意点をお話させていただきますね!」
伝えたのは、次のような内容だった
・最初に挨拶をすること
・緊張をほぐすために最初に絞る人は、おっぱいのマッサージをすること
・緊張がほぐれて、体がリラックスしたら絞り始めること
・強く握らないで、まずは優しく握ること。乳牛の加減を見て強さを変えること。
・強すぎると乳牛が痛がってしまうし、弱すぎるとミルクがでないので、程よい加減を乳牛に聞きながら絞ること。
「以上を守って、楽しく乳搾りをしましょう」
職員がおじさんを移動させる。受付の奥には寝藁が敷かれた部屋があり、そこには美しい乳牛が、ごろりと横たわっていた。
(あ、あの青い髪…!)
おじさんがみた、あの時厩舎にいた乳牛の一体だった。
「今日乳搾りをさせてくれるのは、キャスターくんです!とっても気性の穏やかな乳牛で、ミルクもよくでる子です。もしわからないことがあったら、私かキャスターくんに聞いてくださいね。さ、キャスターくんも挨拶して」
職員に促されてキャスターが立ち上がり、こちらを向いて挨拶をする。
「……キャスターだ、ま、よろしくたのむわ♡」
気だるそうな雰囲気のキャスターだが、よくみると顔はすでに上気しており、ビキニ越しの乳首は勃起して、じわりとミルクをにじませている。
「では、まず乳牛に挨拶してみましょう」
「あ・・・はい。キャスターさん、おじさんです。今日はよろしくお願いします」
ぺこりと頭を下げる。けれど目線はキャスターの勃起乳首からはなさない。
「ああ、よろしくな」
近寄ると彼はなんだかとてもいい匂いがする。それと、甘いミルクの匂いが合わさって、おじさんは頭がくらくらするような気持ちになる。
「挨拶は終わりましたね?では、次は乳牛のおっぱいを軽くマッサージしてください」
職員の声掛けに従い、キャスターの胸に手を伸ばすおじさん。
(あれ、これって、ビキニは外せばいいのかな…上からもんでいいのかな?)
「えっと・・・・あの・・・あ・・・」
手をわたわたさせて、まごまごするおじさんを見たキャスターは、クスと笑うと自らビキニを取り外した。目の前に赤く尖った乳首が現れる
「なぁ、おじさん・・・直接もんでくれよ?な?」
首をかしげ上目遣いでおじさんを見るキャスターに鼻血が出そうだ。
「は、はいっ!」
勢いよく返事をし、おっぱいを揉む。あん♡というくすぐったそうな声が頭上から聞こえる。
「がっつくなよおじさん♡」
「あ、あ、ごめんなさい・・・」
ぱ、と手を離そうとすると、キャスターの両手がおじさんの手を包む。
「外側から♡そう・・・♡ゆっくりしてくれよな・・・♡ンッ♡上手いぜ♡そこ・・・ッ♡あっ♡」
キャスターの手に導かれて、こわごわと彼の体をなぜる。真っ白で、すべすべとしている体は、筋肉で覆われているはずなのに、どこもかしこも柔らかい。
「ん♡んんっ♡あっ♡」
やわやわと揉んでいると、感じ始めてきたのか、手が離れ、おじさんの腕にすがるような形で絡みつく。
「はっ♡そ♡そっ、う♡なかなか♡うまいじゃねえか♡」
「あ、ありがとうございます・・・」
キャスターは時折感じ入るように目を瞑り、もっとなでて欲しいというように体を押し付ける。乳首には直接触らせてもらえないが、隙を見て親指のはらでぐり、と押すと、甲高い声を立ててこちらをねめつける。
「こらっ・・・♡」
「あ、あ♡ごめんなさい・・・」
「うあっ♡あ♡ま、いいぜ♡な、そろそろ、おっぱい、絞って…?」
ゴクリ。おじさんの喉がなる。キャスターが寝藁のある場所まで手を引くと、そこにはプラスチックでできた桶と牧場見学の時に見た透明な色のディルド、桃色の液体の入ったボトル、薄いゴム手袋が置いてあった。
「その桶におっぱいを絞ってあげてください」
職員が部屋の端から伝える。
「乳牛を四つん這いにして、そう。絞るときは後ろの穴も一緒に弄ってあげてください。ボトルはローションなのでそれを使って」
「はい」
ローションをつけるとずぷり、と指を入れる。簡単に入ってしまったそこは、熱くてきゅうきゅうと締め付けてくる。
「あっ♡もっと♡おく♡ごりごりしてぇ・・・ッ♡」
「こうですか?」
「そっ♡はぁああっ♡♡♡そう♡あっ♡もっとぉ♡♡」
じゅぼじゅぼと抜き差しを繰り返し、孔が緩んでくると、ディルドを埋め込んだ。
「ああああああっ♡♡♡」
軽く慣らしたとは言えほとんど抵抗なく飲み込んでいく姿は、男のかたちをしたメスそのものだった。あっけなく全て飲み込んでしまうと、へな、とキャスターが崩れおちる。
「はぅ♡あ♡な♡おじさ、ん♡いいっ♡いいからぁ♡絞って♡おっぱいがせつない♡」
桶に体重をあずけて、腰をへこへこと動かしながら哀願する。
(えっちすぎる・・・ッ!)
「ハァッ、ハァッハァッ……」
おじさんはキャスターの上に覆いかぶさった。ペニスはすでに勃起していた。ズボンごしにすりつけると、嬌声があがる。
「んっ♡ガチガチじゃねえか・・・♡」
「キャスターさんがっそうさせたんですよぉっ!!」
乳首をぎゅうっとつまむと、ミルクが勢いよく飛び出す。
「あああっ♡♡♡」
「ミルク出してるだけなのに興奮してるんですかッ!なんてドスケベなんだっ!」
乳首をいじめ続けるとミルクはびゅうびゅうと出続けて、あっという間に桶にミルクが溜まっていく
「はっ♡あうっ♡だってオレぇ♡乳牛だからァ♡はうっ♡びゅっびゅ気持ちいくなっちゃうっ♡♡♡」
搾乳しながら、股間をディルドで埋まるそこへ押し付ける。その動きでいいところに当たったのか、ミルクを出す量が明らかに増えている。
「ちんぽでぐりぐりするの反則だろっ♡はうぅ♡」
「で、でも気持ちいいんですよねッ?こんなにミルク増えてますもんねっ?」
「あっ♡あんっ♡きもちいいっ♡おっぱいきもちいいっ♡♡♡♡」
キャスターが頭を振り乱すと、あたりに彼の匂いが広がる。おじさんはその匂いを嗅ぐと、たまらずに背中にむしゃぶりついた。なめらかな髪の毛をくぐり抜け、ぺちゃぺちゃと、肌に舌を添わせると、汗の塩の味が口の中に広がる。
「ひうううっ♡にゃ♡舐めるのダメっ♡」
「ダメですか?ぺろぺろダメですか????ハァッハァッ」
ぺちゃ♡ぴちゅっ♡れろぉっ♡♡♡
「だってえ♡かんじちゃうから♡きもちいいからだめぇ♡」
「なんできもちいいのだめなんですかぁっ!」
乳を絞っていた片手をディルドに移す。勢いよく抜くと、キャスターがひときわ高い声を出して鳴いた。
「ひゃああああああああああっ♡♡♡」
ぶしっ♡ぶしっ♡とミルクが放出する。
「気持ちよくなっていっぱいミルク出すのが乳牛のお仕事なんじゃないんですかっ!」
窄まりがひくひくと、足りない、足りないといったように蠢く。まるでおじさんを誘うような動きに、ゴクリ、と喉がなった。
「キャスターさん、ここ、入れていいですよね?♡ボクのおちんちんいれて、いっぱい気持ちよくなりましょうっ♡♡そしたらもっとミルクいっぱいでますよね?♡こんなおもちゃじゃなくて本物のチンポの方が、キャスターさんも気に入りますよね?ハアッ、ハァッ」
早口でまくし立てるおじさんを、ぼんやりとした顔でキャスターが見る。そこに、無理やり口付ける。
くちゅ♡ちゅぱっ♡れろ♡じゅるるっ♡じゅううっ♡♡じゅるっ♡じゅぱっ♡♡♡
れろり、とおじさんのベロが、キャスターの真っ白な歯列をなぞり、逃げる舌を追いかけ、絡める。口蓋の上を舌の先でれるれると舐め、よだれをすする。
「ああ~♡♡キャスターさんのよだれ美味しいッ!♡じゅるるるるる~~!♡♡♡」
「ん♡んう・・・・♡ふっ・・・・♡んん・・・・・・・・っ♡」
そうして唇を重ねていると、おずおずとキャスターが舌を出して、そろそろと絡めはじめた。息が苦しいのか、頬が真っ赤になって、目はうるみ、視線がさだまっていない。
アナルに指を差し入れると、ピクンと背筋がはねる。じゅぽ♡じゅぽ♡とわざと音を立てながら、いいところをかすめるようにしてナカを触っていくと、いやいやとかぶりをふっておじさんに懇願した。飲み込みきれないよだれが唇を伝う。
「はぁっ・・・・・・♡おじさん・・・っ♡なんでそんな意地悪するんだよぉ・・・っもっとそこ、ゴリゴリしてぇ・・・・♡」
ふるふると目に涙を貯めながら、泣きそうな顔。理性が飛び、快楽に支配された頭は、気持ちいいものが欲しいとしか考えられない。
はやく、いっぱい。足りないあそこを、埋めて欲しい。
「なぁ・・・♡なんでいれてくれねぇんだよぉ・・・・それ、いれて♡じゅぼじゅぼして欲しいのにぃ・・・・♡♡」
「ハアッ♡ハッ♡何が、何が欲しいですか♡♡ちゃんと言わないとわからないですよっ!」
「だからっ・・・そのディ」
「違うでしょ!!!!」
おじさんが、乱暴に自身のズボンを脱ぎ始めた。ボロン♡と出てきたペニスは勃起しており、キャスターに飲み込まれていたディルドとは比べ物にならない大きさだ。赤黒く、ビキビキとそそりたったちんぽからは、カウパー液がにじみ出ており、てらてらと亀頭を光らせている。
(あっ)
そういえば、小屋の中には職員がいたはずだ。下半身を丸出しにしながら、おじさんは焦る。ちらりと先ほど職員のいた方向を見れば、そこには誰もいなかった。きょろりとあたりを探ると、この小屋にいるのはおじさんとキャスターだけのようだった。途中で部屋から出ていったのだろう。
(むほっ♡)
我が意を得たりとおじさんは立ち上がり、ペニスをキャスターの顔に近づける。むわりと漂う匂いに、キャスターの顔がへにゃりととろけた。
「キャスターさんが欲しいのはちんぽですよね?この勃起ちんぽをキャスターさんのおしりにズボズボして欲しいんですよねッ・・・・・?」
「え?あ・・・・」
戸惑うようにキャスターがおじさんの顔を見る。しかし、気になるのかすぐに視線を戻してペニスを見つめてしまう。
「生ちんぽですよね?これが欲しいんですよね?びゅるびゅる中に出されて、お腹いっぱい精液欲しいんですよね?」
美しい顔をびたびたとペニスが打つ。打たれるたびにキャスターの顔がモノ欲しげにとろけて、口がはくはくと動く。口内はじゅわじゅわと唾液でいっぱいで、つうっ、と唇の端から垂れていった
「ちんぽ・・・・」
「そうです♡ディルドより深いところごちゅごちゅして♡、もっといっぱい気持ちよくなりたくないですか?」
「ごちゅごちゅ・・・・♡ごちゅごちゅしてぇ・・・・♡♡♡きもちいいやつ・・・・♡いっぱい・・・♡♡してほしい・・・・♡」
「でしょう?♡ハァッ♡それで?♡キャスターさんのほしいのはなんですか?♡ハァッ♡ちんぽですか?それともこの短小ディルド?♡」
「ちんぽっ♡ちんぽほしいっ・・・・・・・♡ガチガチの雄チンポ♡オレの中にいっぱい・・・・♡じゅぽじゅぽっ♡してぇ・・・・・・♡♡♡♡♡」
「わかりましたぁっ♡♡♡♡」
ドチュン♡おじさんの勃起したそれが、勢いよくキャスターの中へと挿入される。ゴリゴリと前立腺をかすめ、さらに奥へと至る。最奥がまるで子宮口のようにちゅうちゅうと吸い付いてくるような感触を堪能し、おじさんは夢中で腰を動かした。
「はぁっ・・・・♡ああっ♡おくぅ♡ずこずこ・・・♡♡♡きもちいいっ♡」
「ね!言ったでしょ!♡気持いいって!♡」
「はああっ・・・・・・♡ちんぽしゅごいいいっ♡♡♡おれぇ♡もう・・・・・・・っ♡♡イクっ♡♡♡♡」
ちんぽを締め付ける肉が収縮し、ぐねぐねとした感触を伝える。アクメしても、躾けられた乳牛であるキャスターは、射精することはない。ふにゃふにゃとしたそれは、勃起もせず、腹の下で慎ましやかに揺れるだけだ。
「キャスターさんもすごいですっ♡中が♡うねりながら締まって♡♡」
「はっ♡あうっ♡」
パン♡パンッ♡肉と肉のぶつかり合う音が狭い空間に響き渡る。
キャスターの乳首からは、もう絞らなくてもミルクがびゅうびゅうと吹き出ている。全身ががくがくと震えて、桶に体重を預けていた。快楽で体に力が入らないらしい。
「キャスターさんいっぱいミルク出てますねっ!♡さすが乳牛っ!お尻で感じて♡アクメして♡♡♡おっぱいビュービューしてますっ♡♡」
「あっ・・・♡うんっ・・・・・♡おれぇ♡♡にゅうぎゅだからっ♡ハメハメされてぇっ・・・・・・♡みゆくだしてりゅうううっ♡♡♡ああっ♡そこぉっ・・・・・・♡もっとこしゅってぇえええ♡♡♡」
「ここですかっ?!」
どちゅっ♡どちゅっ♡どちゅんっ♡♡♡♡♡♡
「しょこぉっ♡♡♡はあああっ・・・・・・♡あああああああっ♡♡うんっ♡♡♡」
ぶしゅ~~~っ♡♡♡
音と共に飛沫がおじさんの太ももに当たる。どうやらイった衝撃で潮を吹いてしまったらしい。じわじわと地面が濡れ、膝にじんわりと生暖かさが触れ、温度を失い冷えていく。尿特有の臭いがないことから、キャスターが失禁ではなく、潮を吹いたと気がついたおじさんが、鼻息も荒く罵り始めた。
「潮まで吹くなんてっ!♡♡乳牛が出すのはミルクでしょっ!」
「だってぇ・・・・・・♡気持ちよかった♡♡からぁっ・・・・・・・・・♡♡♡♡しょうがっ♡♡にゃ♡ふあああっ・・・・・・・♡♡♡」
ばちゅん♡ぱちゅっ♡ぱちゅっ♡ぱちゅっ♡
「キャスターさんホントにメスなんですねッ♡♡♡淫乱だっ!♡」
連続で達した尻肉がおじさんのペニスをぎゅうぎゅうと締め付ける。遅漏気味のおじさんの、精液でパンパンにたまったチンポが、そろそろ限界を迎えようとしていた。
「うっ♡イク・・・・・!イクぞっ・・・・・・・♡♡♡キャスターさんのおまんこにぶちまけるぞっ♡♡♡♡♡キャスターさんっ!!!ボクのザーメン受け止めてくださいっ♡♡♡♡♡」
「えっ・・・・・・♡♡♡あっ・・・♡♡♡あえっ・・・・♡♡ああああああああああああっ♡♡♡」
びゅるっ♡♡♡びゅるるるるっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡びゅるっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡
ドクッ♡ドクッ♡♡♡♡と、おじさんのザーメンがキャスターの中で弾けた。
ぷりぷりのほとんどゼリー状のそれが肉壁の中で暴れまわると、その刺激でまた達してしまう。
胸からミルクが出て、桶の中へと貯められていく。連続の絶頂で、桶にはミルクが大量に溜まっていて、少し動くたびにちゃぷちゃぷと音を立てて中で揺らめいた。
「はーっ・・・・・・・♡はーっ♡♡♡」
ゆるゆると腰を動かしておじさんが残った精液を全て出し切ると、ゆっくりとキャスターの中から取り出す。
ズルル・・・ッ♡ヌポッ
「ひうっ♡♡」
埋められていたちんぽが出たのがわからないのか、閉じきらずにぽかりと広がったアナルから、こぷこぷと精液が漏れ出る
出すものをだし切ってしまったおじさんは、スッキリとした気持ちでペニスを服の中にしまう。賢者タイムのおじさんは連続でアクメして息も絶え絶えになったキャスターを見てちょっとやりすぎたな、と反省し、彼を介抱しようと桶から体を起こし、まずは座らせた。
「ごめんなさい、やりすぎちゃいました・・・大丈夫ですか?」
「はっ♡はあっ♡♡ふうっ♡」
キャスターはぜぇはぁと呼吸が荒く、髪も乱れている。全身汗と体液でドロドロになっていたが、それでもため息が出るほど美しかった。
ポケットのハンカチを取り出して彼の体を拭く。しばらくすると呼吸も落ち着いてきたのか、深い深呼吸をして、視線が定まっていく。
「っはーーーーーっ!」
ようやく意識がしっかりしてきたのか、ひときわ深く深呼吸すると、体をおじさんの方に向けた。
「あ、」
「ったくよぉ♡おどろいたぜ♡」
キャスターがぽん、とおじさんの肩を叩く。明るく笑う彼は、もう先程までの淫らな空気を微塵も感じさせない。
「ごめんなさい・・・・」
「俺は乳牛だからよ、搾乳がうまくいけば問題ねえさ。それに、体験で来た奴では最近ではアンタが一番うまく絞れてた」
「ホントですかっ」
「おう♡ほら、結構ミルク溜まってるだろ、普通の人間じゃぁ、この半分がいいところだ。飲んでみろよ」
桶まで近寄って牛乳をすくって飲む。先ほどの土産売り場で飲んだ牛乳よりはるかにこちらのほうが味が上だった。
「おいしい……」
「だろ?搾りたての牛乳は格別だぜ♡」
「はいっ!しぼりたてってこんなに美味しいものなんですね!」
ごくごくと牛乳を飲むが、大量にあるのでなかなか減らない。
「残ったら他の・・・確かバターを作る体験コーナーがあったはずだ。そこでバターにしちまえ!」
にっこり笑ったキャスターに、おじさんも笑顔で頷いた。
*******
キャスターの勧め通りに体験コーナーへ赴き、残った牛乳をバターにする。すっかり腕が痛くなったおじさんは、重くだるくなった腕を振りながら牧場を歩いていた。
「いやぁバターを作るのにあんなに力がいるなんて・・・明日、いや明後日は筋肉痛だな・・・・」
バターは冷蔵品なので、保冷バッグと保冷剤まで一緒についてきた。バッグ一つも持ってこなかったおじさんはそれだけでもかさばる思いがした。
「結構楽しんだし、もうそろそろ帰ろうかな・・・ん?」
歩く先に、ざわざわと人の声がする。野次馬と、どうやら牧場の職員も何人か集まっている様子だった。おじさんも引き寄せられるように人ごみに顔をのぞかせる。
「離せ!」
「うるさい!手こずらせやがって!」
「ちっ」
「いてっ、こいつ噛みやがった!クソッ!あっ!」
(あの時の・・・!)
厩舎で目があった刺青の乳牛がそこにいた。止めようとする職員を蹴り、逃げようとする乳牛。向かってくる勢いに野次馬たちは左右にぱあっと散ってしまうが、おじさんだけはその姿に見とれて動けなかった。
乳牛は割れた人ごみから逃げようとするが、何かにつまづいたのか、よろけておじさんの前で倒れてしまった。ぷぎゅると音がしておじさんが乳牛の下敷きになる。
「今だっ、捕まえろっ!!!」
職員が一斉に乳牛に群がり、あっという間に乳牛が拘束された。
「大丈夫ですか?」
「ありがとうございます」
職員に介抱されながら、おじさんが立ち上がる。
「あの乳牛・・・オルタというんですが、こいつは本当は牧場ではなく、別の場所で飼われていたんですよ。でも怪我してしまって。日常生活には支障がないんですが、お役御免になってしまって・・・それで兄弟牛がいるこの牧場にやってきたんです。」
「そうだったんですか・・・」
「ええ。だからでしょうか、乳牛としてのしつけもまだまだで。今回はご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」
「いえ、いいんですよ」
おじさんと職員が会話していると、奥からどよめきが聞こえる。続けて別の職員らしき声
「皆さん!この度はご迷惑をおかけしました!実はこの乳牛は躾が十分ではありません!ですので!」
声は続ける。
「今回!!この場で乳牛の公開躾ショーを!開催させていただきます!!」
うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
野太い声が牧場に響き渡る。
「そこで!今回は皆様にも!!途中でお手伝い頂きたいと思うのですがいかがでしょうか!!!!」
うおおおおおおっ!!
「ただしアナルに挿入はできません!それを守っていただける方のみご参加をお願いいたします!確認がしづらいため素股もNGです!ただしその他の行為は全てOKといたします!」
人垣でチッ、という声が聞こえる。素股も挿入もできなきゃ意味がないというようにぱらぱらと人が離れていった。それでも大多数の男たちが残る。
「…ありがとうございます!お手伝い頂いた方には、心ばかりのお礼もご用意させていただきます!奮ってご参加ください!」
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!
少なくなった筈の人垣から、爆発的に雄叫びがあがる。職員は満足するように頷くと、オルタの躾を開始すべく、準備を始めた。
・・・・・・・
男たちの前で公開調教ショーの準備が進んでいく。見られているのも準備の一つだと言わせるように、何も隠さず進められていく様子に、見物客はどんどんと増えていった。
オルタは、捕まったといえ、今にも縄を破って逃げ出しそうだ。興奮しているのだろう、フーッ、フーッと息を吐きならが、触れるもの全てを許さないといった視線で職員たちを睨めつける。
何をするにも抵抗が激しいので、職員たちがヒソヒソと集まり何かを話している。喧騒のせいでおじさんには何を話しているのかは聞こえなかったが、数人がこくりと頷くと、その場を離れ、何処かへ小走りに駆けていった。
しばらくして戻ってきた職員の腕には救急箱のような小さな箱が抱えられている。箱を開けると、錠剤や、液体の入った瓶、注射器等が収まっているのが見えた。
職員が瓶を手にとってオルタに近づく。ほかの職員が万が一でも動けないように彼を押さえつけると、蓋を開けてガーゼに染み込ませる。湿らせたガーゼをオルタの口元に押さえつけると、徐々に抵抗が収まっていった。どうやら筋弛緩剤の類らしい。
動かなくなったオルタを見て、職員が頷き合う。意識はあるようだが、体はほとんど動かないらしい。だらしなく空いた口にさらに錠剤を何粒か入れて、飲み込ませると、
錠剤を手に持ってオルタに近づく。何人かで彼を押さえつけ、万が一でも動けないようにすると、オルタの鼻をふさいで無理やり薬を飲み込ませた。
完全に飲み込んだことを確認して、職員が頷き合う。
……薬が充分に効いたと判断したのだろう、拘束を一旦緩め、途中から持ってきた拘束台の上にオルタを寝かせた。腕はまとめて頭の上で、足はすべてが見えるようにがぱりと開けられたまま足首が固定される。
この頃には抵抗も弱々しく、身動ぎするだけで精一杯のようだった。動くたびに鎖がチャリ、チャリと揺れる。
「・・・お待たせいたしました!それでは調教ショーを始めさせていただきます!」
あの雄叫びから既に数十分は経っていただろうか、残った男たちは、目をぎらぎらとさせて、オルタの行方を見つめていた。
「さて、今日ここで調教させていただくのは、当牧場に来て間もないオルタくんです!たっぷりと媚薬を飲ませてはいますが、とろとろのメスマンコにまで躾け、連続アクメをする立派な乳牛になれるかは皆様の応援にかかっております!さあ始めてまいりましょう!まずは全身を性感帯にするためにローターでのおさわり!それでは先に見本をさせていただきます!」
取り出したのは小型のピンクローターだ。複数の職員がオルタの横に立ち、ギャラリーに見えるようにローターを乳牛ビキニの上からなぞっていく。
最初は唇をすりすりと撫でやわらかさを堪能し、首筋を通り、胸のまわりをくるくると愛撫した。もう一人は太ももの筋をつう・・・・と通り、股間をくりくりと撫でる。
最初はくすぐったそうに身をよじっていたオルタだったが、乳首やアナルにローターが触れるたび、ピクリ、ピクリと体が跳ねた。
「おっと、オルタくん感じ始めてきたのかな?」
「ッ・・・・・♡ふ、ふ、ざける、なっ・・・・・!」
そう強がるオルタだが、オルタの頬は赤く、目は潤んでいて、睨んでいても先ほどの迫力はない。
「……そろそろ皆様にもお手伝いいただきましょう!そこのあなたと、そこの方、こちらに来て頂けますか?」
職員がギャラリーから人を呼ぶ。呼ばれた男たちはキョロキョロとあたりを見、自分が選ばれたとわかると嬉しげに人垣から抜け、職員のもとへ進む。
残された男たちは、彼らを羨ましそうに見ている。
人ごみから離れ、職員の近くまで男たちは近づくと、いやらしい目でオルタを舐めるように見つめる。
「ふひっ・・・・♡」
男の口から豚のような吐息が漏れる。小太りの体、けして清潔感があるとはいえない服装。もう一人も同じような姿をしている。職員は男達に先ほどまでいじっていたローターを二つずつ手渡すと、こう言った。
「さあ、このローターで、オルタくんの全身を余すところなく可愛がってあげてください!」
男たちの醜悪な表情に、オルタは顔をしかめる。薬が効いていて、頭も朦朧としているのに、健気に体を揺らして逃げようとするその姿は男たちの欲を刺激するだけだ。
「ヒヒッ♡やっぱり乳首だろっ♡♡♡」
「俺は脚だ!この白さ…筋肉…肌のハリを見ろよ、たまんねぇよ・・・・・・・」
ヴイイイイイイ・・・・・・
細かな振動音を立てて、オルタの肌にピンクのローターが蠢く。
「オルタちゃん、乳首気持ちいいねぇっ♡ぷっくり充血して、先っぽなんかビンビンだもんねぇ♡♡ビキニからくっきりわかっちゃうくらいなんだから・・・っ♡♡♡」
「ア・・・・・・・・・・♡んうっ♡」
「あ~あ~頑張ってるみたいだけど顔はもうイキ顔になっちゃってるみたいだね(笑)ふひっ♡ああ~・・・・・・・・・・♡オルタちゃんは脇もエッチだぁ・・・・っ♡♡♡このツルツルの脇まんこ、ローターでくりくりされたらどうなっちゃうのかなぁ~?♡♡」
「ヒッ・・・・・・・・・・・・」
「さぁ、おっぱいから脇まんこまで出発だぁ~!ウイイイン・・・・ウイイイイイイン・・・・・到着しましたぁ~!♡♡♡すごぉい・・・毛がなくてツルツルプニプニ・・・・・・・♡♡オルタちゃんの脇まんこはろりまんなんだなぁっ♡♡♡」
「ヒ、ア・・・・・・・・ッ」
「オルタちゃんのツルぷにロリまんこ!ハァッ!ハァッ!ローターでシュッシュしてアクメキメようねッハァッ!!!!」
「ッ・・・・・・・!」
「きめぇ・・・・・オルタちゃん、俺は優しいから安心しろよ・・・・・・太腿もヒクヒクしちまってよぉ!・・・・足の先っぽまでピンと指を伸ばして、かわいいねぇ・・・・そらっ!」
「っ!♡」
「おいおい、チンポだらだら汁こぼして、ここはメスのオルタちゃんがおったてていい場所じゃないぜぇ?」
「アッ!・・ン、ッ・・・・・ウッ・・・・」
「あ~あ~…やらし~水着にしみて、形がはっきりわからぁ。でっけえペニクリだなぁ??お???」
「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ!!!!!!!」
びく、びくっとオルタの体が跳ねる。
「もしかしてイっちまったのか?シミが濃くなってら・・・・ミルクはここで出すもんじゃあねえだろ?」
「ふうっ・・・・・♡ふっ・・・・・!ンッ♡」
オルタの体は桃色に上気し、しっとりと汗をかいている。男たちの責めにより、びくり、びくりと揺れるのが遠目で見ている男たちの情欲を煽る。人垣はむわりと男臭い熱気が漂っていた。
途中でまた何人かが呼ばれ、ローターを渡される。男たちは嬉々として受け取り、陵辱に参加していった。
乳首、耳、尾の付け根・・・・・・へそや角、足指に至るまで全てを舐めまわすようにローターが当てられていく。ぶち柄のビキニはいつの間にか取り外され、全裸になったオルタには、桃色のローションがかけられる。媚薬入りのローションだと説明を受けた男たちは、塗り込めるようにオルタの体にローターを這わしていった。
「うあっ!あ、ああああっ!!ひぁっ!!」
「オルタちゃん結構喘ぎ声でかいのなwww最初我慢してたのってそういうことなの?」
「途中からおっぱいもぴゅっぴゅだしてさ、セルフ顔射みてーでカワイイ~ww」
「俺ら出してねえのになwwwwwwえっろwwww」
「早く俺らもオルタちゃんにぶちまけてぇ~!見ろよ!まんこにローター何個入ってるんだコレ?」
「あ~~~ローター以外も入れてぇ・・・・アッスイマセン冗談です・・・・でも・・・・職員さん、まだなんですか~?」
男が傍で立っていた職員に声を向ける。職員がちらりと時計を見て、何かを確認すると、うなづいた。
「そうですね・・・・そろそろ頃合でしょうか」
職員が声を張り上げる。
「みなさんありがとうございます!どうやらオルタくんも従順な乳牛への第一歩を踏み出してくれたようです!それではどんどん参りましょう!次はこの立派なバイブでメスアクメをしっかりと!覚えてもらいましょう!私が挿入している間、どうぞ!皆様はオルタくんに乳牛としての作法を教えて差し上げてください!これよりはお客様がたの自由にオルタくんを扱ってあげてください!」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!
待ちわびた言葉に、男たちが雄叫びを上げる。
あるものはオルタにペニスを擦り付け、あるものはオルタの髪の毛に勃起したものを巻きつけた。口を犯し、手でしごかせ、膝を曲げたところに挟む。全身をべろべろと舐める者もいた
「じゅるっれる・・・・・れろぉ・・・・・っ♡ハァッ♡ハァッ♡オルタくんのおへそ美味しいよぉ~~~~」
「ツルツルの髪が気持ちイィ~~~~ッ!!!♡こんな綺麗な髪見たことないッ♡♡ハァッ!♡出るッ♡♡出るぞおっ♡♡♡♡」
びゅる♡びゅるるるるるるるるるっ♡♡♡♡
「オオッ♡♡舌が、ぬめって・・・喉奥が締まるッ!孕めっ!孕めっ!雄汁ザーメンで口マンコ孕んじまえっ!!!・・・・・・・・・・・アァ~~~・・・・・・♡」
「おい!かわれよ!・・・・おほぉっ♡こりゃいいっ!♡」
「コリコリの乳首にチンコこすりつけるの最高ォ~・・・♡ミルクの刺激がたまりませんなぁ♡」
「あ~~手コキは全然だな・・・・・・自分で握らねえと・・・・・・おふっ♡まぁ、これはこれで♡オナニー手伝わせてるみてえでなかなか・・・・・・♡」
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴッ
「さあ~オルタくん、メスアクメがんばって覚えようねぇ♡さ、まずはオルタくんのGスポットを探そう。ここかな?それともここ?あ、ここみたいだね・・・・?ビクビクして、イっちゃったのかな?」
ありとあらゆる方法で男たちはオルタを陵辱する。
狂宴は長い時間終わることはなかった
・・・・・
調教ショーが終わった後、オルタはピクリとも動かない。全身が精液と、ローション、そして自らのミルクで汚れ、ドロドロになった体は、凄まじい匂いを放っている。唯一精液にまみれていないのは、職員がバイブを挿入していたアナルぐらいで、そこも今はぽかりと空いているせいで、滴る体液が今にも入り込みそうだった
「みなさま本日は誠にありがとうございました!おかげでオルタくんも、立派な乳牛の仲間入りをすることができました!お礼については、今からカードに処理をいたしますので、みなさま精算の際に合わせてお受け取り下さい!」
ぞろぞろと男たちが職員の前に並ぶ。首にかけたカードに職員が機械をかざすと、ピピっという音がする
「これで完了です。今回はありがとうございました」
おじさんは最後尾に並び、カードの処理を待つ。職員がカードをかざそうとおじさんを見ると、あ、と声を出した。
「もしかして、先ほどの・・・?」
「あ、さっき助けてくれた・・・」
オルタが脱走して、おじさんが下敷きになった時に、介抱してくれた職員だった。
「今回は本当にありがとうございます。ショーにも参加されていたのですね・・・・はい、ちょっとおまけしておきました。ぜひまた今度いらしてください」
「・・・ありがとうございます」
おじさんはカードを受け取ると、そのまままっすぐ家に帰ることにした。
「××万円です」
最後の受付でお金を払う。おろしたお金の大半を使ってしまったが、おじさんの心は晴れ晴れとしていた。
「こちらはお釣りと調教ショーにご参加いただいたお礼になります」
渡されたのはチケットが入った封筒だった。
「このチケットは当牧場の優待券となっております。次回ご来場いただいた時に際は、入場料、体験料を全て無料にさせていただくほか、このチケットをご利用いただいたお客様用の特別案内ツアーも行っています。お帰りの際にはお土産セットもご用意しています。お客様には別件でこれをもう1セットお付けしました。お受け取り下さい」
「えっ・・・いいんですか・・・?」
「はい。またぜひ牧場に遊びに来てくださいませ」
・・・・・
おじさんはチケットを受け取り、ホクホク顔でバスに乗る。
今日は一日素晴らしいことばかりだった。最後に素敵なプレゼントまで貰えた。次はいつ来ようか?
おじさんはうっとりとチケットを眺めて、財布のなかに大事にしまいこむ。
夜のとばりが落ちていくなか、バスは町へと走り出した
おわり